『セトウツミ』映画も漫画もしゃべるだけ。最強キャストで再現(含ネタバレ)

男子高生2人がただしゃべってるだけなのに、どうしてこんなにおもしろいのか。

抱腹絶倒？全然違う。ほっこり？いやいや。2人の会話のゆるさと噛み合わなさがツボにはまると、絶対に抜けられなくなります。

漫画も映画も独特のおもしろさがあります。わからない人にはわからないけど、わかる人にはわかりずぎるに違いない！

【主なキャスト(敬称略)】
菅田将暉：瀬戸小吉
池松壮亮：内海想
中条あやみ：樫村一期

映画『セトウツミ』のあらすじ？

あらすじなんてものはほぼ存在しません。男子高校生2人がひたすらしゃべってるだけなんです。笑

強いて言えば、瀬戸は樫村さんのことが好きなんだけど、樫村さんは内海のことが好きで、軽くもめるかなぁ。

くだらなすぎて、フフッと失笑してしまうのですが、なぜかそのあとフレーズが頭から離れなくなります。

「フシがある選手権」なんて全くそのいい例です。しばらく我が家でも「君には～するフシがある」が流行りました。笑

映画で描かれている場面は、原作漫画の1,2巻に収録されています。

菅田将暉さんは大阪出身なので関西弁にわざとらしさがなく、瀬戸そのもの感が半端ない！

池松壮亮さんは、最初キャスティングを聞いたときは漫画のイメージと違うなぁと思ったのですが、瀬戸に何を言われても微動だにしない感じが意外にぴったりです。

でも漫画にはどうしても映像にはしきれないような名場面がいっぱいあるので、ぜひ読んでいただきたいです！

断然おすすめは……

2巻のババ抜きと6巻の絵しりとり

内海は知識とボキャブラリーが豊富すぎるゆえに、瀬戸は逆に貧困すぎるゆえに、2人の間で奇跡の勘違いが起こって、ババ抜きも絵しりとりも成立してしまいます。

この漫画を読んでしまったら、ジョーカーのことを「大アルカナ」と呼んでしまうよ。

何のメリットもデメリットもないゆる～い会話をひたすら続けてきた瀬戸と内海。最終回はどうなるのでしょう。

ひたすらおもしろい1~7巻とは違うテイストです。

内海が家庭内で大事にされていないというか、むしろないがしろにされているというのが、1~7巻でもちょいちょい出てくるのですが、それは単なるネタじゃなくて、最終回への伏線でした！

なんと内海は両親と姉を殺すことを考えています。そのための準備を周到に行っていたのです。ゆる～いギャグマンガだと思っていたら、ここにきてまさかの展開。

そこへ現れる救世主は……そう、瀬戸です！

瀬戸が内海を救ったのは、偶然なのか？それとも、アホだと思っていた瀬戸は、実はスーパースターなのか？

漫画でしか味わえないこの感動を、ぜひあなたにも感じていただきたいです！

そして、バルーンさんはお師匠さんと奇跡の再会を果たします。衝撃のお師匠って？

面白すぎて驚愕の結末は、ぜひ漫画で！

【2024年6月25日時点の情報となります。　配信が終了している可能性がございますので、オフィシャルサイトにて必ず最新の情報をご確認ください。】

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8巻完結。独特の間とか空気感は、やはり漫画の方が圧倒的におもしろいです。そして、最後にちょっとだけ感動させるあたり、ただのギャグマンガとは違います！個人的には超おすすめ漫画です。
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