山本直樹の傑作漫画『ビリーバーズ』衝撃のあらすじとネタバレ

宗教団体『ニコニコ人生センター』に所属する3人は、精神修行実験と称して「孤島プラグラム」に参加することになった。

『議長』『副議長』『オペレーター』と呼び合う3人は、風呂もなく食べ物もほとんどない状態で、精神を極限にまで追い詰めていく。そして残った欲望は…。

「性」だった…。

カルト教団に取り込まれていく人間の心情とは?追い詰められていった3人がたどり着いた先には…?

そこにあるのは純粋な信仰心だけのはずが…。人間の弱さとか浅はかさとかエロスとか…本能のままを描いた、山本直樹の最高傑作です!

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漫画のあらすじは?

議長』と呼ばれる男、『副議長』と呼ばれる女、『オペレーター』と呼ばれる男の3人は、宗教団体『ニコニコ人生センター』の『孤島プログラム』に参加していた。

絶海の孤島で毎朝、3人で裸足の足裏を合わせて「みんなのためにがんばりましょう」と声をかけあうところから1日が始まる。

『孤島プログラム』とは、俗世間によって汚された精神を浄化するためのプログラムだ。『邪夢』を見たり隠し事をすると、下半身を埋めて反省する『穴』という罰が待っている。

食料と水は定期的に本部から届けられることになっているが、それも近ごろ滞りがちだ。久しぶりに届いた食料は明らかに腐っているようで、それを口にした『議長』さんは高熱に侵されることとなった。

不法侵入者による汚染もあり、理性的な生活に困難をきたし始めた頃、『副議長』と『オペレーター』は食物採集をしている最中に裸になり互いの体を愛撫してしまった。

『議長』の目を盗んで互いの体を求め合っていることがばれて、『議長』もついに精神が「性」に侵されていった。

『議長』は自分の中に芽生えた『淫』を処理するために、『副議長』に自分の陰茎をしゃぶって射精と同時に噛みちぎるように命令した。これは「欲望」ではなく「処置」だと。

『副議長』と『オペレーター』が夜中に抜け出して抱き合っているところを『議長』に現行犯で見つかり、『オペ―レーター』は『穴』で反省することとなった。

次第に精神を崩壊させていく『オペレーター』を尻目に、今度は『議長』は『副議長』に結合をせまってきた。くり返される蛮行に『副議長』はついに『議長』の陰茎を噛みちぎって、「要注意人物」として強制送還した。

2人きりになった『副議長』と『オペレーター』はセックスに明け暮れる毎日を送っていった。

そんなある日、突然新しい『議長』だと名乗る人物が上陸してきた。『第三本部長』だった。

『副議長』は酒とギャンブルと性欲にまみれる元夫から暴力を振るわれ続けていた。それを助けたのが当時『訪問活動』をしていた『第三本部長』だった。

『第三本部長』によると『安住の地』への出発が決定したらしい。そして出発のためいに「みんな」が一旦この島に集結するのだと言った。

『オペレーター』がいなくなると『第三本部長』は『副議長』に本当の目的を告げた。『副議長』=菱子を助けに来たのだと。

『先生』の『プログラム』は今や社会問題になっており『ニコニコ人生センター』は終わりだと。『先生』は『安住の地』に移住すると言って「みんな」を集めて、『集団自殺』をするつもりだと…。

物語の結末は?

ここから先はネタバレを含みます。知りたくない方は【+ボタン】を開かないでね。

島に何が起こったのか
たくさんの船が到着し、千人以上の同志が「島」に上陸してきた。

翌朝『先生』が到着すると、全員に飲み物が配られた。まさに「乾杯」の合図で「みんな」が飲もうとしたとき、何者かが『先生』を銃殺し「飲むな!」と叫んだ。

そこに公安が押し寄せ制圧されてしまった。

その後…
『オペレーター』は刑務所に収監されていた。

『議長』をはじめとする『ニコニコ人生センター』の残党は外国に拠点を作ろうと、ある国の国会会議場を占拠して『オペレーター』を含む同志数十人の解放を求めてきた。

『オペレーター』はそれを拒否し刑務所にとどまる決意をした。

『ニコニコ人生センター』とは…
『ニコニコ人生センター』は『にゅうめん』というゲームがきっかけで生まれた。

このゲームをしたら、引きこもりの青年が社会復帰したとか拒食症の女の子が治ったとか不思議な現象が起こり、ゲーム開発者を『先生』に担ぎ上げて作ったのが『ニコニコ人生センター』だった。

ゲームの中で行われていた『プログラム』を実践することで、人間の精神には特殊な歪曲がもたらされた。夢と現実の区別がわからなくなってしまったメンバーによって引き起こされた行動が社会問題となり『ニコニコ人生センター』は破滅の一途をたどることとなった。

漫画を読んだ感想

人間の本能を描くのに長けた山本直樹さんの傑作。

この漫画のすごさは読んだ人にしか伝わらない気がする。ほんと、ただのエロ漫画ではないんです。

カルト集団を描いた漫画なので、最初のうちはなんだか怖すぎてゾワゾワ。そのうち精神を病み始めた3人は「性欲」に取りつかれるようになり、怖さMAXに。

…と、こんな陳腐な言葉では説明できないくらい、人間の危うさと浅はかさと弱さと、そしてエロスを描いた作品です。

きっと欲望とか本能というものは純粋な信仰心というものを凌駕してしまうのでしょう。

この漫画が実写映画化されるだなんて衝撃的すぎるでしょ!…衝撃的すぎました。漫画の世界観が見事に再現されててすごいことになってたよ…。

ちなみに『ニコニコ人生センター』の教祖ともいうべき「先生」は、原作者の山本直樹さんですよ。おもしろすぎる。

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