映画『娼年』リョウ(松坂桃李)が伝えたいことと見どころは?

主人公の松坂桃李さんは全編通してほぼ裸。

女性に体を売るコールボーイを松坂桃李さんが熱演した衝撃の作品です。

それが単にいやらしい感じだけで描かれていないのが、この映画のすごいところです。

女性の欲望の深さや幅広さ、年を重ねること、夫婦の在り方などさまざまな性をテーマにしており、いろんな意味で、最後まで一気見してしまうこと間違いなしです。

松坂桃李さんが熱演したリョウが伝えたかったことを、ぜひあなたにも感じてほしいと思います。

 

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会員制ボーイズクラブ「Le Club Passion」

森中領:松坂桃李

日々の生活にも女性との関係にも退屈しており、無気力な毎日を送っている20歳の大学生。ある日、バイト先のバーに現れた美しい女性・御堂静香に誘われ”情熱の試験”を受け、娼夫となります。

さまざまな欲望や性癖をもつ女性たちと、体だけでなく心の交わりを持つことで、次第にやりがいを感じ、リョウ自身も人間として大きく成長していきます。

日常の自分に戻らないように、撮影中はホテル住まいだったそうで、「現場に行くときは気が重くて…」と語るほど、表情としぐさでメッセージを伝える難しい役どころ。松坂桃李さんの体当たり演技には衝撃を受けることでしょう。

御堂静香(みどうしずか):真飛聖

ボーイズクラブ Le Club Passion のオーナー。親子ほどの年の差のあるこの美しいオーナーに、リョウは母の姿を投影し、次第に惹かれていくようになります。

咲良(さくら):冨手麻妙

リョウの”情熱の試験”の相手。Le Club Passion の経営を手伝う、御堂静香の娘を元AKBアイドルだった冨手麻妙さんが熱演します。

平戸東:猪塚健太

Le Club Passion のVIP専用NO1娼夫。アズマは「快感を送る線と苦痛を送る線が混線している」と語る通り、人から痛めつけられることに快感を感じる特異な体を持ち、リョウにも普通では考えられないことをお願いしてきます。

リョウが出会う女性たち

ヒロミ:大谷麻衣(下段右)

リョウの最初のお客となる女性。リョウが「女性をもっと知りたい」と娼夫としてのやりがいを感じ始めるきっかけとなった女性です。

イツキ:馬渕英里何(上段右)

とても知的で普通の女性。彼女のエクスタシーはセックスの中にはありませんでした。世間の常識や趣味からはずれていると思われる欲望にも、リョウは全力で寄り添っていきます。

主婦:荻野友里(下段左)

出産を機に夫とセックスレスとなった女性。原作本『娼年』の続編『逝年』に出てくるチサトをモチーフにしています。

泉川紀子:佐々木心音(上段左)
泉川氏:西岡徳馬

30歳以上年の離れた夫婦が、夫の目の前で妻を犯す姿を撮影させてほしいと依頼してきます。夫は糖尿病の合併症で下半身が不自由で、妻を抱いてやれないと語ります。老いや死も欲望の道具になりうると知り、リョウにとって忘れられないお客となります。

夫役の西岡徳馬さんが、シーン後半で「ええっ?」という行動に出ます。このようなシーンは原作にはありませんが、監督からの熱い説得に西岡徳馬さんが全力で応えたものです。

老女:江波杏子(下段中)

リョウと手をつなぎ、リョウの話を聞きながらエクスタシーを感じることができる、70歳の未亡人を江波杏子さんが快演しています。

白崎恵:桜井ユキ(上段中)

リョウに想いを寄せる大学の同級生。のちにとんでもない行動に出ます。

映画のあらすじ

ただ毎日を退屈に過ごすだけの大学生・森中領(松坂桃李)。バイト先のバーで美しい女性・御堂静香(真飛聖)と出会います。

「セックスなんてつまらない」と言う領に、彼女は”情熱の試験”を受けさせます。それは、彼女が経営する会員制ボーイズクラブ Le Club Passion で娼夫として働くための試験でした。

娼夫として仕事をしていく中でリョウは、女性たちの様々な欲望に寄り添い、彼女らの心の声に耳を傾けることにやりがいを感じ、クラブのNo1へと成長していきます。

ある日、領に好意を持つ大学の女友達・メグミが、「領くん、汚いよ」と言いながら、自分の目と体でリョウの仕事を確かめに来ます。

間もなくして、Le Club Passion は摘発され御堂静香は警察に逮捕されます。そして御堂静香は刑務所に収監され、Le Club Passion は空中分解してしまいます。

 

『娼年』の続編『逝年』『爽年』

映画では描かれていませんが、Le Club Passion が摘発されることになった警察への通報はメグミの仕業です。

しかし、1年後に Le Club Passion を再開し、ここにメグミも大きく関わってきます。

またリョウは、御堂静香に亡き母の姿を重ね合わせ惹かれていき、一度はきっぱりと断られますが、2人の関係にも新しい展開があります。

この話は続編の『逝年』で読むことができます。

そしてさらにリョウと咲良、アズマの7年後が『爽年』で描かれます。30歳を目前にした彼らが選択する未来とはどんなものなのでしょう。

 

映画の見どころは?

本当に松坂桃李さんなの?と言いたくなるくらい、際限なく続く濡れ場。松坂桃李さん自身も「7、8年分の濡れ場はやった」というくらい、衝撃的なシーンが繰り返されます。

全編通して半分は裸なんじゃないかな。

しかし、この映画は単にエロいだけの映画だけではありません。

生々しいだけの映像では、それだけでお腹いっぱいになってしまってメッセージが伝わらないと、とても美しく作りこまれています。

娼夫という仕事を始める前は、何事にもやる気がなくなんとなく毎日を過ごしていただけのリョウが、やりがいを見つけていく姿。

一人一人の女性の心の声に耳を傾け、その欲望に寄り添おうとする優しい目には癒しすら感じるかもしれません。

娼夫という仕事は決して許される仕事ではありません。それを正当化する意図は全くありませんが、そのことによって救われる女性がいることが描かれています。

性は千差万別で、人それぞれ求めているものが違います。自分を認めてもらうことで、また前を向いて歩きだせることもあるのかもしれません。

松坂桃李さんはもちろんのこと、リョウのお客となる女優たちも「いい映画を作りたい」という本気の熱量が感じられます。

衝撃的なシーンの連続ですが、一見の価値ある映画です。無料で見ることのできるVODサービスもあるので、ぜひご覧くださいね!

松坂桃李さんの脱ぎっぷりにも度肝抜かれます!

リョウが伝えたいこと

松坂桃李さん自身「やさしい映画です」と語っています。

リョウは体で女性たちに寄り添っているだけではありません。彼女らの多様な欲望に、決して人には見せたくない心の中の一番柔らかい部分に、心で寄り添うことで彼女たちの心を解き放ってあげているのです。

娼夫という仕事もそれを斡旋する仕事も、違法なもので、決して正しくない方法なのでしょう。

でも、女性たちはきっと、リョウくんと過ごすことで、憑き物が落ちたように明日からも頑張れるのかもしれませんね。

人と違う欲望も性の在り方も決して悪いことではないと、人の心のハードルを下げてくれるやさしい映画なのです。

視聴する方法は?

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2021年5月21日現在 現在の配信状況についてはホームページもしくはアプリをご確認ください。

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