映画『[noise]ノイズ』原作と違う衝撃の結末!あらすじとネタバレ

悪意に満ちた1人の男。このたった一つの悪意ノイズ】が悪意の連鎖を引き起こし、島の運命を大きく狂わせていきます。

原作とは違い、狂気に次ぐ狂気がとんでもない衝撃の結末をもたらします。

過疎化と高齢化が進む絶海の孤島・猪狩島。島の若き農園主・泉圭太が作った【黒イチジク】は特産品となり、猪狩島に明るい未来と希望をもたらそうとしていました。

ところが島に入り込んだたった1人のノイズを排除したことが、幼なじみ3人の人生を大きく狂わせ、連鎖する狂気が新しい死体を生むことになります。

引き返すことができなくなった島と追い詰めていく警察の行きつく先は…、本当のノイズは誰だったのか…、衝撃の結末が待ち受けています。

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物語を描く最高のキャスト

泉圭太:藤原竜也

妻・加奈と娘・恵里奈と幸せに暮らし、島の復興を一身に背負う若き農園主。島と娘の身を案じるがゆえに、不本意にも殺人を犯してしまいます。

田辺純:松山ケンイチ

圭太の幼なじみで、猟師をしながら圭太の農園を手伝っています。

圭太・純・加奈は15歳のときに海難事故で両親を亡くしており、その後親切にしてくれた島の人たちに恩を感じています。

守屋真一郎:神木隆之介

地元猪狩島の駐在所に勤務することになった新米警察官。圭太と純を兄のように慕う幼なじみ。

憧れの警察官という仕事に就き理想と正義感にあふれる青年が、先輩警察官の「社会のかさぶたになるべし」という言葉を忠実に守り、その結果事態はとんでもない方向へと向かって行きます。

小御坂睦雄(こみさか):渡辺大知

少女強姦殺人罪で服役していた元受刑者。島に落とされたたった1滴の悪意…まさに【ノイズ】そのものです。

映画のあらすじは?

過疎化と高齢化の波に飲まれる絶海の孤島・猪狩島。

島に住む若き農園主・泉圭太が生産を始めた「黒イチジク」が世間で高く評価され始め、地方創生推進特別交付金5億円の支給がほぼ確実なものとなり、島は明るい未来と希望に満ちていた。

そこへ現れたある1人の男。イチジク農園で働くために、保護司と一緒に猪狩島を訪れていたが、一緒に来た保護司の鈴木賢治を絞殺し、島の中を歩き回っていた。

圭太の娘・恵里奈が失踪し、圭太と幼なじみの田辺純守屋真一郎が探していると、イチジクのビニールハウスで恵理奈の長靴を持った不審な男を発見。もみあった圭太は図らずも男を殺してしまう。

恵里奈は結局、近所で発見された。真一郎はこの殺人をなかったことにしようと提案し、3人は島と家族の未来を守るため死体を隠すことにした。

この男は小御坂睦雄という少女強姦殺人事件の元受刑者だった。小御坂を担当していた保護司が行方不明になったことで、小御坂の足取りを追って県警が島に押し寄せてくることになった。

島で鈴木の遺体が見つかり、警察による小御坂の大捜索が始まった。

3人が小御坂の死体の処理を相談していると、いきなり訪ねて来たのは町長の庄司華江だった。3人が遺体を運んでいるのを目撃したと、横田庄吉が町長に密告していたのだった。

そこで町長が放ったのは信じられない言葉だった。純に向かって「一度ぐらい島の役に立ったらどうなの」と圭太の代わりに自首することを、そして圭太には、農園は町長が引き継ぐのでこの島から出ていくように迫った。

町長なら助けてくれると思って打ち明けたのに思惑が外れた庄吉は、鉈(なた)で町長に襲いかかった。護身用のスタンガンを持った町長ともみ合いになる庄吉。

そのとき、町長の頭をめがけてシャベルが振り下ろされた。

死体は3つになった…。

3人が向かう衝撃の結末とは?

ここから先は大いにネタバレを含みます。映画をまだ見ていない方はご注意くださいね。

シャベルを振り下ろしたのは?
シャベルを振り下ろし、町長を殺したのは純だった。
3つの死体の処理は?
3つの遺体が並んだ現場に、庄吉の息子・昭一とその妻・洋子が訪ねてきたため、3人は2人にも協力を依頼した。2人は島を守るため協力することにした。

医師と町長補佐にも協力してもらい、庄吉は心不全として処理し、町長の遺体は小御坂の指紋を付けた鉈とシャベルと一緒に島所有の船に乗せ沖に流した。

小御坂が町長を殺害して島の外に逃亡したかのように見せかけたのだった。

見つけられては困る小御坂の遺体は、純の倉庫にあるイノシシ用の冷蔵庫に保管していたが、その後、圭太のイチジク畑に埋めることにした。

追い詰められる真一郎
愛知県警の刑事・畠山努は、サイコキラーが島に潜伏しているかもしれないというのに平然としている圭太を最初からマークしていた。

畠山から圭太と純のDNAを取ってこいと命令され、畠山が純の倉庫の冷蔵庫に向かったことを知った真一郎は、もうこれ以上隠し通すことは無理だと悟り、最悪の決断を下した。

小御坂の死体をイチジク畑に移動させたことを聞かされていなかった真一郎は駐在所で拳銃自殺を図り、小御坂と町長を殺した真犯人は自分だという動画を残していた。

衝撃の結末とは?
突然、なくなっていた町長の携帯から島民に一斉メールが届いた。そこにはこう書かれていた。

「死体はイチジクの下。犯人は泉圭太」

警察がイチジク畑を掘り返す中、ビニールハウスの中では圭太と純が言い争っていた。町長の言う通り一度くらいは島の役に立つために罪をかぶるという純に、圭太は島と加奈と恵理奈を頼むと言った。

イチジクのビニールハウスの土の中からは小御坂の遺体が発見された。

ここから先は本当のネタバレを含みます。この結末は知らずに映画を最後まで見た方が絶対におもしろいですよ!背筋がぞぞ~ぉっと凍りつきます。

メールを送ったのは?
町長を殺したときに携帯電話をこっそり盗んだのは純でした。

小御坂の履歴書を圭太の家の庭に落して畠山に見つけやすいようにしたのも純でした。

純は昔から加奈のことが好きでした。好きな女性と幸せな家族を作り、黒イチジクの栽培で島の救世主と言われている圭太を心の底では深く嫉妬していました。

一番の悪意【ノイズ】はすぐそばにあったのでした…。

映画の見どころは?

15年前『デスノート』で夜神月(やがみらいと)とL(エル)として対決した2人が、今度は殺人の共犯者として共演することになり話題沸騰中です。

この物語は殺人事件の犯人を捜すというよくあるサスペンスではありません。

殺人事件は物語の序盤で、島を背負って立つヒーローとも言うべき泉圭太の手によって侵さます。

その殺人を隠すために、辻褄を合わせるために、次から次へと犯し続けなければならなくなる犯罪。

悪意を葬り去るための悪意が、さらなる次の悪意を招いて、後戻りできない極限状態へと島を追い込んでいきます。

原作よりさらに尖った物語へと発展させた劇場版。ヒリヒリしたやりとりがワンカット長回しで撮影されているために、緊張感半端なく背中のゾクゾクと胸のザワザワが止まりません。

そして見終わった後にも心の中に【ノイズ】残る衝撃の結末!

原作とは違って、見事にエンタメに振り切った壮絶な狂気サスペンスです!

原作との違いは?

衝撃的なラストはもちろんですが、映画はかなり尖りまくった内容となっています。

原作漫画では逃亡した圭太を純が匿っていて、最後には圭太は罪を償うために自分から出てくるというソフトランディングです。拳銃自殺を図った真一郎もなんとか一命をとりとめます。

一方で、原作では妻の加奈とは離婚寸前状態なのですが、映画では圭太が守りたい大切なものとして円満家庭が描かれていました。

他にも閉鎖感を表すために映画では孤島になっていたり、過激な女性町長が殺されたりと、細かい設定もいろいろ異なっています。

映画を見て、原作が気になる方は是非ご一読を!

『ノイズ』視聴する方法は?

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2023年8月6日時点の情報となります。 配信が終了している可能性がございますので、オフィシャルサイトにて必ず最新の情報をご確認ください。

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