映画『そして、バトンは渡された』家族を繋ぐ嘘と秘密って?鍵はみぃたん

2019年本屋大賞の「大賞」を受賞した瀬尾まいこさんの珠玉の物語が、石原さとみさんと永野芽郁さんで実写化されることになりました。

命を懸けた嘘”と”知ってはいけない秘密”がいざなう物語。

そう聞くと、なんだか不穏な空気を感じてしまうかもしれませんが、この物語はいい意味で期待を裏切ってくれます。

血のつながっていない【父と娘】森宮さんと優子ちゃん、血のつながっていない【母と娘】梨花さんとみぃたんの2つの物語が交錯したとき、”命を懸けた嘘”と”知ってはいけない秘密”が、物語を加速させます。

安心してください。きっと見終えた後には、目の前がキラキラしていて温かい気持ちに包まれること間違いなしです!優しい”嘘”と優しい”秘密”です。

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やさしい登場人物…キャストは?

森宮優子:永野芽郁

永野芽郁さんのお母さんが「芽郁に演じてほしい」と願った作品がオファーされるなんて!運命の出会いとしか言いようがない!

訳あって義理のお父さんと2人暮らし。

森宮壮介:田中圭

優子の現在の保護者、つまりお父さん。優子は「森宮さん」と呼んでいます。

優子の話には前のめりで入ってくるし、ちょっとずれてるとこあるんだけど、毎日のご飯は手を抜かないし、優子のことが大好き。

このなんとも天然で、”いい人”代表キャラはやっぱり田中圭さんなんですね!圭さん今年何本映画抱えてるのよ!っていうくらい大忙しですね。

早瀬賢人:岡田健史

優子が淡い恋心を抱く同級生の天才ピアニスト。天才ゆえの悩みや欲望を抱え揺れ動く青年。

梨花:石原さとみ

何度も夫を変えて自由奔放に生きる”魔性の女”なんて言われてしまってますが、梨花さんの愛情は間違ってない!そう思わせてくれる、明るくていつも笑顔の素敵なお母さんです!

みぃたんが転々とすることになるのは、みんな梨花さんのせいなんですけどね。

みぃたん:稲垣来泉

最近の話題作には欠かせない存在の来泉ちゃん。梨花さんと一緒にいるのがめっちゃ可愛い♪

水戸秀平:大森南朋

みぃたんの実のお父さんなのに、梨花さんに一番振り回されまくる気の毒な人です。大森南朋さんぴったり(笑)。

泉ヶ原茂雄:市村正親

梨花さんが再婚したみぃたんの2人目のお父さん。泉ヶ原さんの元で生活している間は、とっても裕福でした。

無口でダンディな泉ヶ原さんは、梨花さんに振り回されてるように見えて実は、全てを超越した大きな愛にあふれた人物です。

映画のあらすじは?

主人公は優子ちゃんという高校生の女の子。7回家族の形態が変わり、苗字は4回変わりました。

今は「森宮さん」という料理上手なお父さんと2人暮らしです。森宮さんとは血がつながっていません。

今の生活に不満なんてないけど、将来のこと、恋のこと、友達のこと…なにもかもうまくいかなくて、優子の悩みは尽きません。

高校を卒業した優子は、森宮さんに結婚を反対されてかつての「親めぐりの旅」に出かけます。

一方こちらにも血のつながらない親子が。

シングルマザーの梨花さんは泣き虫なみぃたんに寄り添いながら、何度も夫を変えて自由奔放に生きていました。

そんな梨花さんはある日突然姿を消してしまいます。

2つの親子の物語が交錯するとき、ある”嘘”と”秘密”が物語を運んでいきます。

原作を読んだ方にはもちろん絶対見てほしい映画です。

原作を読んでいない方は、もしかしたらネタバレせずに見る方がいいのかも。そして全部ネタバレしてからもう一度みるというのが正しい鑑賞法かもしれません。

安心してください。”嘘”とか”秘密”とか不穏な言葉が流れますが、この映画には”いい人”しか出てきません。

優しい”嘘”と優しい”秘密”です。

ほんの少しネタバレ
梨花さんの娘、みぃたんは優子のことですよ。

梨花さんはみぃたんを連れて再婚と離婚を繰り返すので、優子には2人の母親と3人の父親がいるのです。

親めぐりの旅に出て、優子は梨花さんの秘密と嘘に触れることになります。

映画の見どころは?

何と言っても、石原さとみさんの初のお母さん役ですよね!

「自由奔放なシングルマザー」とか「魔性の女」という風に謳われているので、さぞかしわがままで自分勝手な母親だと思うでしょう。

梨花さんはみぃたんのことが大好きだし、みぃたんは、いつも優しくてキラキラしてる梨花さんのことが大好きなのです。

やりたい放題みぃたんを振り回してるだけに見えるけど、梨花さんの心の中にあるのはいつもみぃたんのことなのです。

たぶん人間的にも見た目にも魅力たっぷりの梨花さんに、周りのみんなが振り回されているように見えると思いますが、それが梨花さんの”愛の形”。

そしてもう1人のキーマンは、森宮さん!ただの”いい人”だと思ったら大間違い。

森宮さんは天然記念物レベルの”いい人”です!(笑)

ピアノの音色がこの物語に優しい彩を心地よく与えてくれます。永野芽郁さんと岡田健史さんが猛特訓したという演奏姿も楽しみですね。

届けたいのは”大きな幸せ”とおっしゃる前田監督からのメッセージを受け取ってください。流れる涙はきっと温かいですよ。

映画と原作の違いは?

大筋ではもちろん変わっていないのですが、映画ではものすごく効果的にアレンジしてあります。

原作ファンをも絶対にがっかりさせないアレンジなので、映画はぜひとも鑑賞していただきたい!

映画だけしか見ていない方には、少しだけ解説…。でもネタバレが含まれますので知りたくない方は【+ボタン】開かないでね。

みぃたん
原作には”みぃたん”という呼び方は出てきません。

”優子”なのに、みぃみぃ泣いてばかりいるからみぃたん、っていう映画オリジナルの設定です。

この呼び名のせいでみぃたん=優子って誰も思わないんですよね。映画の脚本、あっぱれ!(笑)

梨花さん
映画で号泣してしまう大きな理由は、梨花さんが亡くなってしまうことです。

原作では、梨花さんは病気で入院はしているものの、親探しをしている優子にはちゃんと会えて、結婚式にも出席してるんです。

映画では、梨花さんが突然みぃたんの前から姿を消した理由や森宮さんにみぃたんのお世話を託した理由に大きな説得力を持たせてくれましたね。

梨花さんの遺影が飾られているシーンは涙腺崩壊の号泣ものでした。

水戸さんの手紙
梨花さんから送られてきた水戸パパからの手紙、原作では優子は「読まない」と心に決めるんです。

優子が読まずにしまってしまった手紙を、森宮さんがどうしても読まずにおれなくて読んでしまい、結婚式に水戸パパを招待します。

あまりにもいろんな種類の感動を詰め込み過ぎると、かえって感動が希釈されそうで、映画のように優子が手紙を読んで訪ねていくっていう展開はよかったですね。

映画のナレーションが「早瀬くん」だということにはすぐに気付いたのですが、これが素晴らしい最後へとつながっていくなんて、映画が始まったときには予想だにしませんでした。

とても素敵なエンディングにも大注目です。期待してください!

インスパイアソング SHE’S『Chained』

応募のあった200組ものアーティストの中から選ばれたSHE’S。

ピアノが物語をつなぐ一つの大切なアイテムとなっているので、印象的なメロディを奏でるピアノロックバンドSHE’Sはまさに映画にぴったり!

人それぞれの人生を歌いあげた歌詞にも注目です。

https://twitter.com/baton_movie/status/1420520532999475203