映画『きみの瞳が問いかけている』原作は韓国映画。あらすじとネタバレ

吉高由里子の代表作となる恋愛映画を撮りたい!

白羽の矢が当たったのは韓国映画を代表する珠玉のラブストーリー『ただ君だけ』のリメイクでした。

ハン・ヒョジュ演じる目の不自由な女性を吉高由里子さん、ソ・ジソブ演じるボクサーを横浜流星さんがそれぞれ演じます。

あの感動が再び、日本の美しい2人によってよみがります。

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タイトル『きみの瞳が問いかけている』

明香里の好きな『ロミオとジュリエット』の中に出てくるロミオのセリフです。

彼女の瞳が問いかけている。僕はそれに答えなくては。

セリフの点字シールを、明香里は自分のPCに貼っています。

オリジナルの『ただ君だけ』にも出てきますよ。

珠玉のキャスト

篠崎塁:横浜流星

中学生で極真空手の大会で世界一になったこともある横浜流星さんが、10kg体重を増量し、トレーニングを積んで臨んだ渾身の役。

劇中の対戦相手は現役のプロキックボクサーです。特に与座優貴さんは横浜流星さんが世界一になったとき、準々決勝で戦った相手だとか!

今ではそれぞれの世界の第一線で活躍する2人が、こんな形で再会するなんて、熱くなるエピソードですね。

柏木明香里:吉高由里子

明るく健気に生きるジョンファを演じたハン・ヒョジュさんに、なんとなく似た雰囲気をもつ吉高由里子さん。

実際には見えているのに見えないつもりで演技をするのって、至難の業だと思います。どうすればリアルに見えるのか…、目隠しをして歩いたり料理をしたりと、実際に体験しながら役を作り上げていきました。

佐久間恭介:町田啓太

半グレ集団ウロボロスのボス。本当に怖ろしい人間というのは、普段は柔らかい物腰のはずだ、という三木監督の強いこだわりよるキャスティング。

普段は爽やかな印象の町田啓太さんが、底知れぬ闇を感じさせる演技は見ものです!

映画のあらすじ(含ネタバレ)

一度は天才キックボクサーと言われたのに、罪を犯し未来を失った篠崎塁。配達やビルの管理人をしてその日暮らしのような生活をしていました。

ビルの管理人をしているおじいさんと、一緒にドラマを見ることを毎週の楽しみにしていた明香里が、管理人が変わったことを知らずに塁のところに訪ねてきたことから話をするようになった2人。

けがをした明香里を自宅に送って行ったことから、お礼にと一緒にコンサートに出かけます。距離を近づけていくように思えた2人でいたが、明香里が塁の過去を聞いたことで、心を閉ざした塁が明香里を傷つけてしまいます。

かつてお世話になっていたキックボクシングジムの会長とコーチから戻って来いと言われますが頑なに拒む塁。ある日突然姿を消し4年間何をしていたのかと問われ、罪を犯して服役していたと答えます。

当時、塁は自分と同じ修道院の児童養護施設で育った恭介率いる半グレ集団ウロボロスともかかわりを持っていました。ジムに内緒で地下格闘技のファイターやウロボロスの用心棒を務めていた結果でした。

生まれ育った修道院を訪ねてシスターと話し、もらった髪飾りをあげようと明香里の家を訪れた時、明香里の上司が明香里に言い寄って乱暴しているところでした。

怒りに任せて上司をボコボコに殴り指まで骨折させて、「仕事がなくなったら生きていけない」と言う明香里に、塁は「責任は俺が取る」と言い、キックボクシングジムに復帰するのでした。

2人は少しづつ距離を縮めていきます。そしていつしか、2人は惹かれ合い、互いが温かい光のような存在になっていきます。相棒に子犬のスクも加わって、穏やかな日々が過ぎていきます。

塁は、母が自分を連れて無理心中を図った海に明香里を連れて行き、自分だけが生き残ってしまったことを明香里に話します。見つけたシーグラスのように、傷ついた人ほど人に優しくなれると明香里は言いました。

その年のクリスマス。明香里は両親のお墓に「大切な人を連れてきた」と塁を連れて行きます。そこで両親がなぜ亡くなったか、明香里はどのように視力を失ったかを知ります。そこには驚愕の事実がありました。

明香里が両親を乗せて運転していた車の事故に、塁は大きく関わっていたのでした。

まもなく彼女の目は完全に光を失うと宣告されます。塁は彼女の目の治療費を捻出するために、再び地下組織の戦いへと身を投じ、彼女の元から去る決意をします。

「自分の子どもの顔をみたくない?」という塁の言葉に、明香里は手術を決意し、手術は成功しました。しかし、そこには塁の姿はありませんでした。

塁は、この試合に勝ったら、1回だけでやめさせてくれるという約束で、地下格闘技に臨みます。しかし、その試合に勝ったことで、恭介からは消されることになってしまいます。

明香里は塁の帰りをずっと待っていましたが、マンションを立ち退かざるを得なくなってしまいます。引越当日、修道院から塁あてに手作りのオルゴールが届きます。明香里は修道院を訪ねて、シスターから驚愕の事実を聞かされました。

驚愕の事実とは?
塁はかつてウロボロスの用心棒としても働いており、借金の取り立ても行っていました。

金を持って逃げようとしていた坂本を追い詰めた塁。坂本は「家族には手を出さないでほしい」と懇願して、灯油をかぶり自分の身に火を放ち、窓から身を投げました。

面する道路では、人が火だるまになって落ちてくる光景に目の当たりにした車が事故を起こしていました。その事故の車を運転していたのが明香里でした。

明香里は塁の洗礼名「Antonio」という名の陶芸のお店を開いており、病院へマッサージのボランティアにも通っていました。

ある病院にボランティアに行ったとき、新しい患者が入っていたのでその人にもマッサージをしてあげることにしました。その人こそが塁でした。恭介に消されそうになっていましたが、奇跡的に一命をとりとめていました。

マッサージしているうちに、自分の手が知っている体だと気づく明香里でしたが、名前を見ても別人です。そのまま去っていく明香里でした。

他のおじいさんとの会話からお店のことを知った塁は、退院後明香里の店に行ってみます。そこで、金木犀の鉢を買って、飾ってあるオルゴールを見つけました。フタを開けると明香里の好きな曲「ヤシの実」が流れてきました。

店に戻ろうと歩いていた明香里。連れていたスクがある男性をめがけて走っていってしまいます。その男性は、いつか病院でマッサージをした男性でした。

店に戻ると、さっき男性のお客が金木犀を買っていって、オルゴールの音楽に涙を流していたと言います。明香里の中ですべてがつながり、慌てて後を追いかけますが、男性の姿はどこにもありませんでした。

感動のラストシーン
塁は、かつて自分の母親が自分を連れて心中しようとしていた海に来ていました。人生を終わらせようと海に入っていく塁に、明香里が声をかけました。

塁の目をまっすぐに見つめて、明香里は言いました「おかえり」。

 

映画の見どころと感想

オリジナルの『ただ君だけ』とほぼ同じストーリーで展開する純愛物語。『ただ君だけ』で号泣した人は、再び号泣すること間違いないでしょう。

この物語の切なさは、涙腺崩壊もんです。

自分の犯した大きな罪の償いのために、愛する彼女のために…、自分は死んでもいいと覚悟を決めた塁の姿を想像しただけで、また胸が苦しくなります。

『ただ君だけ』を見て、どのようにストーリーが展開していくか知っていても、これはもう避けられないですよね。

ストーリーを知らずに初めて見ると、心臓を鷲づかみにされるくらい辛い涙を流すことになりますから、ご覚悟を!

でも、「愛」と「ゆるし」の物語です。最後に流す涙は温かいですよ。

それから、横浜流星さんのボクシングシーンは圧巻です!かつては空手で世界一になったとは言え、全く体の使い方が違うスポーツです。2か月の特訓を受けて、10キロ体重を増やしたという肉体改造を完成させて挑んだ渾身の役。

実際に対戦している相手はプロのキックボクサーで、横浜流星さんがガチで対戦してます。

正直なところ横浜流星さんはとにかく美しオーラが出すぎていて(なかなか消せるものではないのね。あらためて実感!)、荒廃感というか世捨て人感は原作のチョルミンに軍配が上がるのが否めませんが、このボクシングシーンを見ると横浜流星さんを置いて他に考えられませんね。

いつもいい人代表みたいな野間口徹さんが豹変する姿も、何気に見どころです。

主題歌 BTS『Your eyes tell』

BTSが初めて映画の主題歌を書き下ろしました。

塁の目線で描かれたという歌詞。ぐっとくるわぁ…。

視聴する方法は?

購入


珠玉のラブストーリーですよ。
【価格は2021年3月現在】
Blu-ray 5336円 / DVD 3218円

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