映画『ゾッキ』不思議なヒューマンコメディを3人の天才監督が実写化

孤高の天才漫画家と呼ばれる大橋裕之さんの初期漫画集『ゾッキA』と『ゾッキB』が映画になります。

監督をするのは、竹中直人さん、斎藤工さん、そして山田孝之さんという実力派俳優たち。

このシュールで不思議な漫画を映画にしてしまおうだんなて、よく思いついたわ。一番映画化には程遠い漫画だと思っていたのでびっくりしました。

分かる人にはわかるけど、わからない人には絶対わからない…大橋裕之さん独特の世界観が映像の世界で見られるなんて、ドキドキします!

俳優さん達の使い方もぶっ飛んでいて、ちょっとオモロすぎですよ、この映画。

 

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監督絶賛、最高のキャスト

3監督とも「理想の、最高のキャスティング」と話しておられる自信作!この顔ぶれ、豪華すぎるでしょ!

左上から順に

吉岡里帆、鈴木福、満島真之介、柳ゆり菜、南沙良、安藤政信、ピエール瀧、森優作、九条ジョー、木竜麻生、倖田來未、竹原ピストル、潤浩、松井玲奈、渡辺佑太朗

石坂浩二 / 松田龍平 / 國村隼

そしてなんと!原作者大橋裕之さんもどこかに出演されていますよ!

注目なのは、ピエール瀧さん。

なんと「刑務所帰りの漁師」という役で、原作では『ゾッキA』の『Winter Love』というエピソードの中で「定男がシャバに出てくるってよ」と語られるだけの人物。

ピエール瀧さん、私は好きなので、逮捕には少なからずショックを受けたから、復帰は心から喜ばしいと思っておりますが…「刑務所帰り」の役て…オファーする方もされる方も、勇気あるわぁ。笑

ピエール瀧さん、リアルすぎるセリフにNG連発してしまったみたいです。

そして、松井玲奈さんは「スキンヘッドの白塗り幽霊」の役って、そんな使い方していいんかい!

九条ジョー(コウテイ)さんの伴くんは原作者の大橋裕之さんも大絶賛!まんま伴くんです!森優作さんの牧田も、まんま牧田だし。この2人のキャスティングは天才的。

ありえないキャストが、ありえないキャラを演じている、ありえない映画です。

漫画にはないけど、映画にはあるあらすじ

原作漫画は作品集という形で、それぞれ、たまにつながっているものもあるけれど、オムニバス形式の独立した話です。

「石鹸の香り」「秘密」竹中直人

結婚生活が破綻し前島りょうこ(吉岡里帆)は実家に帰ってきました。

りょうこの祖父(石坂浩二)は石鹸で手を洗うたびに、幼いころ誘拐された記憶がよみがえってきます。犯人の手から漂う石鹸の香りになぜか安心感を覚えていました。

「生き物は秘密がなくなったら死ぬ」と言う祖父の秘密の数はなんと230個!

「Winter Love」山田孝之

自転車の荷台に寝袋を括りつけ「あてがないというアテを頼りに、とにかく南へ」と旅に出た藤村(松田龍平)。

夜道を歩く女性の後ろ姿に欲情し、軽く事故を起こして手の小指をケガします。それでも必死に自転車をこいで、やがてある漁港にたどり着きます。

初老のヤスさん(國村隼)をはじめ地元の漁師たちのお世話になり、再び旅を続けていきます。

「伴くん」「おっぱい」斎藤工

牧田(森優作)に初めて友達ができました。名前は伴くん(九条ジョー)。学校で話せる親友ができたことに嬉しくて仕方がない牧田。

ある日伴くんが牧田に「君の姉ちゃん、美人らしいな。」と言います。牧田に姉はいませんでしたが「いない」という一言が言えなくて、伴くんの妄想はどんどんエスカレートしていきます。

どうしようもなくなって牧田は「姉ちゃんは交通事故で死んだ」と、伴くんに嘘をついてしまいました。姉ちゃんの遺影の前で号泣する伴くん。遺影の写真は中学校のとき好きだった本田さんのものです。

「アルバイト」竹中直人

伊藤(鈴木福)は客のいないレンタルビデオ屋で退屈なアルバイトをしていました。彼の日課は、毎日カウンターの上のメモ用紙に「おはよう」と書き残すこと。

ある日急に思いついて変な言葉を書き残して帰ると、次の日そのメモ用紙が反対向きになっていました。自分しかこの秘密は知らないはずなのに?

「父」竹中直人

消息不明の父(竹原ピストル)とのある出来事を思い出していたマサル(渡辺佑太朗)。

貧乏なマサル少年(潤浩)は「遊園地に行きたい」とせがんでも連れて行ってもらえませんでした。

その代わり父がマサルを連れて行ったのは、かつて自分が通っていた高校。夜の学校探検で遭遇したのは幽霊(松井玲奈)?

その後、女を作って出ていった父が戻ってきました。

映画の見どころ

監督それぞれに、担当するエピソードやキャラクターがあり、それがリンクするシーンでは、2人または3人でアイデアを出し合いながら撮影を進行したとのこと。

とにかく原作がハチャメチャなので、それを実写化した監督さん達の「ゾッキ愛」がすばらしい!

全部のエピソードがうまい具合につながって、リンクして初めに戻ってくる…お見事としか言いようがない!!

この話とあの話がつながる?!原作を読んだ人は驚愕するに違いありません。大御所とも言えるキャストをふんだんに贅沢に使った演出に舌を巻くとともに、彼らが醸し出す不思議なオーラにやられてしまいますよ。

「伴くん」の九条ジョーさんと森優作さんはもう、漫画から出てきたんではないかというくらいのハマり具合で感動すら覚えました。

吉岡里帆さんは盛大に牛乳噴き出すし、空手道場の師範代役の安藤政信さんは「さぶっ」しかセリフなくていろんな人が道場の前を通り過ぎるだけだし、コンビニ店員の板垣李光人くんはイケメンすぎるオーラが隠しきれてないし、とにかく俳優さんの無茶苦茶な使い方が絶妙すぎます。

最後のシーンで牧田が前島りょうこに語るシーン。「誰かが頑張って守ってくれてる秘密のおかげで、世の中はうまく回ってるんじゃないのかな。」というセリフは映画オリジナルですが、神がかり的なまとめ方でしたね。

あんまり小さなことにこだわらないで生きていこう、人はみんなつながって生きていってるんだな、ってほっこりした勇気をもらえる素敵な映画でした。

この映画は、ぜひとも原作を読んで鑑賞してほしいです!原作がそのまんま映像になっている完成度の高さにも驚くけど、みんながつながってることにほっとしますよ。

あの!ゾッキトレーナーが買える!

舞台あいさつで監督とキャストの皆さんが着ておられたトレーナー、なんと買えるんです!斎藤工監督は上下つなげて斬新な着こなしをしていましたね。

アシンメトリーなフォルムがおしゃれ♪

21,780円とお高めですが、生地、パターン、縫製…全てがメイドインジャパンのこだわりの逸品。コットン74%ポリエステル26%の生地は皴になりにくく常にきれいなシルエットを演出します。ホワイト、ネイビー、カーキの3色展開です。

ゾッキパーカー by RICOTTA(ネイビー)

そして、そして!Tシャツも10,780円で新登場!こちらはホワイトとブラックの2色展開です。

ゾッキTシャツ by RICOTTA(ブラック)

ゾッキスタイルで映画を見に行こう!


主題歌は Chara & HIMI『私を離さないで』

『私を離さないで』の作詞はChara、作曲は息子のHIMIとの共同制作!

MVの監督は斎藤工さんです!

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