漫画『天間荘の三姉妹-スカイハイ-』あらすじ

天空と地上の間にある「魂の宿=天間荘」。生と死の間をさまよう「臨死状態」の魂をおもてなしする場所です。

切り盛りするのぞみとかなえの元に、腹違いの妹たまえがやってきて天間荘を手伝うことになりました。たまえは交通事故に遭って臨死状態です。

さまざまな人がやって来る天間荘で、三ツ瀬の街で、たまえは家族との愛おしい時間を過ごしながら現世に戻るのか天国へと旅立つのかの決断をします。

家族とはどういう存在なのか、生きるとはどういうことなのかを問う珠玉の作品ですよ。

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漫画『天間荘の三姉妹-スカイハイ-』のあらすじは?

温泉旅館、天間荘。心からのおもてなしをモットーとしている。切り盛りしているのは女将の天間のぞみと妹のかなえ。そして姉妹の母で大女将の天間恵子

天間荘は天空と地上にある魂の宿。「臨死状態」つまり生と死の間にある魂が現世に戻るか天に旅立つかを決めるまで留まる場所だ。

天間荘のあった三ツ瀬町は3.11の津波によって壊滅的な被害を受け、たくさんの人が亡くなった。亡くなった人ごと三ツ瀬を「怨みの門」の門番イズコさんが今の場所に移した。

天間荘で働く者は自分たちが死んでいることを知っているが、町の人はみんな自分たちが死者で魂だけの存在だということを知らない。

本日ご予約のお客様は、小川たまえ17歳。のぞみが9歳、かなえが5歳の時に出ていった父親が外で作った腹違いの妹だ。

たまえは父が出ていってからバイトしながら1人で生活していて、万引きした子どもを追いかけていて事故に遭い臨死状態になっていた。

たまえは天間荘でしばらく修行することになった。

初めてのお客は川上智さま。脳梗塞による脳死状態でやってきた。

川上は覇気がないというか、何に対しても執着がなくフワフワしたクラゲのような青年だった。走馬灯でこれまでの人生をながめてみても、何も起こらない人生。

それでも懸命に修行に取り組むたまえの姿を見て、自分も傷つきながら一生懸命に生きてみようと決意する。川上は現世へと帰っていった。

三ツ瀬の街に買い物におつかいに出たたまえは車と接触事故を起こした。車を運転していたのは三ツ瀬水族館でイルカのトレーナーをしている大矢海咲(みさき)

幸いたまえのけがは大したことなく、海咲とたまえは次第に仲良くなっていった。

財前玲子、「美しい食事とカンペキな景色」を要求。のぞみが名所に連れて行っても無反応。すべてが形だけで「二流」と辛口だ。

玲子は末期の癌で昏睡状態になり天間荘に来たのだが、その前の7年間は白内障でほとんど目が見えていなかった。玲子の欲求は「見る」ことだった。

大女将の恵子は酒を持って玲子を訪ねた。恵子は玲子の心を解きほぐすために、一番見たい娘の一美と孫のマミの顔を見せてあげた。玲子は冥土へと旅立つ決心をした。

芦崎優那、17歳。極度の摂食障害により昏睡状態。親友のくるにゃん(三城胡桃)と一緒に天間荘にやってきた。2人はギャル。

くるにゃんは優那の想いが強すぎて現世から連れてきた幻、つまり生き霊。

2人は勝手な行動ばかりするので、のぞみとかなえがイズコさんに頼んで生霊であるくるにゃんを消してもらった。

優那は狂ったようにくるにゃんを探し続けたが見つからない…。周りの人たちだけが満たされていることに腹を立てた優那は天間荘の風呂に火をつけた。

イズコさんにより優那は現世でも天世でも臨死状態となり、どちらかの世界で優那とつながりたいと声をかけてくれる人を待つことになった。

たまえの声かけにより目を覚ました優那。たまえは大女将の恵子から自分が今臨死状態であることを聞いたが、優那は現世に戻らずにたまえと一緒に三ツ瀬にとどまることを望んだ。

地上では魚屋の魚堂や海咲の遺体の一部が見つかり、イズコさんから天国に行く準備をするように言われた。魚堂はそれを受け入れるが、海咲は三ツ瀬に残ってイルカの調教師を続けることを望んだ。

海咲はたまえにイルカの調教を教えるようになったが、優那はそのことも気に入らない。現世に戻ってたまえを殺すことを決意した優那は三ツ瀬の端から身を投げた。

包帯グルグル巻きの男が三ツ瀬にやってきた。のぞみ・かなえ・たまえの父親・小川清志だった。

たまえは恵子、のぞみ、かなえ、清志、そして三ツ瀬の人たちに見守られてイルカショーに挑戦したけれど、失敗に終わった。

恵子は三ツ瀬の人たちに、この世界はたまえの夢の中の世界でたまえが現世に戻ると消えてしまう世界だと言った。

それ以降天間荘には、たまえに現世に生きる人たちへメッセージを託したいと願う人々が連日訪れるようになった。

これが自分の「生きがい」なのかもしれないと、たまえは受け入れることを決意した。

たまえにメッセージを託すと人々は天国へと旅立ってき、残ったのは天間荘の家族だけになった。

天間荘最後の日、たまえが泣き疲れて眠ってしまっている間に、家族は天国へと旅立っていった。たまえは家族との思い出を胸に現世へと戻った。

同じ頃、優那がついにたまえの病室を突き止めていた。たまえを殺すために病室に入ると、そこには目を覚ましたたまえがいた。

たまえは優那に人々のメッセージを伝えるお手伝いをしてほしいと言い、2人は日本中を旅した。最後に行くべき場所は三ツ瀬。

三ツ瀬の街は跡形もなくなくなっていたけれど、そこに復興のシンボルとして水族館だけが残っていた。

経営を続けていたのは海咲の両親と妹の和美。たまえは優那といっしょに三ツ瀬水族館で働かせてもらうことにした。

誰かのために何かをしたいと、たまえは今日も元気に生きている。

『スカイハイ』はどんな話?

『天間荘の三姉妹』は『スカイハイ』のスピンオフです。では『スカイハイ』はどんな物語なのでしょう。

『スカイハイ』の主人公は天間荘への案内人イズコさん。不慮の事故や殺された人達が来る「怨みの門」の門番です。イズコさん自身は堕胎された人間。

死んだ人間は、現世の記憶や遺された者の様子を見せられて
死を受け入れて天国に旅立つ
死を受け入れず霊となって現世をさまよう
現世の人間を呪い殺して地獄へ行く
3つの道から1つを選ばなくてはならない。期限は12日間。

イズコさんは道を選択した人間に
①の道を選んだ人間には「お生(い)きなさい」
②の道を選んだ人間には「お行(い)きなさい」
③の道を選んだ人間には「お逝(い)きなさい」
と言って送り出します。

『天間荘の三姉妹』は『スカイハイ』を知らなくても充分に楽しんでいただけますが、イズコさんがどういう人なのかを知るともっと面白くなりますよ。

漫画『天間荘の三姉妹-スカイハイ-』の感想

3.11を題材にした漫画です。ある日突然命を奪われて、遺体も見つからないため生きているのか死んでいるのかもわからない状態の人々が集まっているのが三ツ瀬の街です。

家族とは何なのか、生きていくというのはどういうことなのか…とても深いテーマを描いた物語なのですが、決して重苦しい話ではありません。

最後は生きていくことを決意するたまえにエールを送りたくなる温かい物語です。

たまえが現世に戻る前に、三ツ瀬の人々からメッセージを託されるのですが、そのメッセージってみんなとても簡単なものなんですよね。大層な仰々しいことを伝えたいわけじゃない。

感謝の気持ちだったり謝罪の気持ちだったり、「浮気なんてしてない」っていうおじいちゃんのメッセージにはほっこりしすぎて笑ってしまったけど、簡単に言うことができたのに伝えられなかったことが心にひっかかってるんです。

家族や大切な人には「ありがとう」や「ごめんね」を素直に伝える大切さと、生きていくということは自分を求めてくれる誰かを笑顔にすることなのだと改めて感じました。

そしてそういう思い出があれば、人は強く生きていけるのだと。

映画『天間荘の三姉妹』の見どころは?

映画では海咲さんが出てこなくて、代わりにかなえがイルカのトレーナーをしていたり、優那がいじめのせいで自殺して臨死状態になっていたり、三姉妹のお父さんが三ツ瀬に来ることになったきっかけの設定などの違いはありますが、原作の世界観そのままが映像になっています。

三姉妹はもちろんのこと、寺島しのぶさんの大女将の迫力はかなりインパクトがあり、キャストはこれ以上ないくらいはまっていました。

だから一つ一つのエピソードが心にめちゃくちゃ染みてきますよ。

最後のシーンでは涙腺が崩壊するくらい泣いて、主題歌『Beautiful World』の絢香さんと玉置浩二さんの歌声とエンドロールにとどめを刺されて、恥ずかしいくらいの泣き顔で映画館を出ることになりました。

東日本大震災を描いた物語でもあるので、テーマそのものは結構ヘビーなんですが、見終わった後は救われる気持ちになるんじゃないかな。つらい涙じゃなくて温かい涙です。

三姉妹のお父さんも原作では結構なダメダメ親父として描かれていましたが、映画では深い家族愛を感じてしまいましたね。

久しぶりに離れた家族や友達に連絡取りたくなる、優しい映画です。ぜひ劇場で!

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