映画『死刑にいたる病』豪華キャストによる戦慄のあらすじは?

榛村大和…24人もの人間を拷問の末に殺害したシリアルキラーです。

それを聞いただけで十分に背筋が凍る思いがしますが、この物語の本当の恐ろしさはそこではありません。最後には背筋が凍りつくような結末が待ち受けています。

無名の私立大学に通う筧井雅也は、中学校時代に接点のある榛村から手紙がもらいます。冤罪を立証してほしいと…。

鬱屈した日々を送っていた雅也は、榛村と関わった人たちの話を聞き、一つずつ謎を紐解いていくことにのめり込んでいきます。

そして、ついには自分の母親の秘密にまでたどり着きます。

スポンサーリンク

珠玉のキャスト

榛村大和(はいむらやまと):阿部サダヲ

24人もの子どもを拷問の末に惨殺したとして逮捕されたシリアルキラー。

人たらしとシリアルキラーという異なった二つの顔を持つ男を、「1度は手を出してみたい役」と楽しみながら熱演!

筧井雅也(かけいまさや):岡田健史

自分の理想とは程遠い無名の大学に通い、これまで自分が見下してきた連中たちと肩を並べて授業を受けることに嫌気がさし、鬱屈とした毎日を送っています。

普通の青年が榛村により精神が崩壊させられていくという

金山一輝(いつき):岩田剛典

多くを語らず感情も読めない、事件のキーとなる謎の青年。

筧井衿子:中山美穂

雅也の母。雅也も知らない驚愕の過去をもっています。

映画のあらすじは?

24件もの殺人容疑で逮捕され、そのうち9件で立件・起訴され死刑判決をうけた榛村大和

逮捕時には榛村を知る誰もが口をそろえて「信じられない」と言うほど、町で人気のパン屋を営んでいました。

少年少女たちを拷問の末惨殺したシリアルキラーと、誰からも好かれる人たらしという2つの顔を持つ男。

その榛村から突然手紙を受け取ったのは、無名の大学に通う大学生・筧井雅也

雅也は中学生のときによく榛村のパン屋を利用していて、榛村とも何度か話をしたことがありました。なぜ今、自分に?と思いましたが、雅也は榛村に会いに行くことにしました。

榛村は雅也に「立件された9件のうちの最後の1件は冤罪だ。それを証明してほしい」とお願いしました。

最初こそ乗り気ではありませんでしたが、少しずつ榛村と彼に関わった人たちの話を聞いて事実を知っていくうちに、雅也は調査にのめり込むようになっていきました。

鬱屈した日々を送っていた雅也にとって、榛村からの依頼は、失いかけた自信を取り戻すかのような魔力がありました。

榛村の過去について調べていた雅也は、母・衿子が過去に榛村と関係のある驚愕の秘密を持っていることを知ってしまいます。

映画の見どころ

これ、本当に実写化していいんでしょうか…。

榛村大和は24人もの子どもを拷問の末に惨殺しているシリアルキラー。拷問シーンや惨殺された遺体とか、出てくるんですよ…。マジで怖かった…。

拷問や殺人のシーンが恐ろしいのはもちろんなのですが、この物語の本当の恐ろしさは、実はそこではありません…。

榛村は人の心の満たされない隙間にするりと入り込んでしまう達人なのです。いわゆる「人たらし」。殺された子どもたちは皆、榛村のとりこになってしまっていました。

そして、それは筧井雅也も例外ではありませんでした。

調査を進めていく途中で知ってしまった母の秘密に、精神が崩壊していく雅也。

最後の最後に、点と点がつながって謎が解けて「あ~よかった」という心の安寧も訪れませんよ。本物の恐怖が襲いかかります。

拷問・惨殺というビジュアル的な残酷さに加えて、精神的なダメージも相当くらうこと間違いなしの驚愕のサスペンスです。

人を傷つけるのも人を救うのも、人。人は誰とも関われずに生きてはいけません。人生の中には幸せな出会いだけでなく、不運としか言いようのない出会いもあります。

人と関わるというのはどういうことか、人から認められるというのはどういうことか。榛村の心理を理解するのは到底無理だと思いますが、豪華キャストたちの渾身のメッセージを受け取ってくださいね。

阿部サダヲさんのシリアルキラー、精神的に追い詰められていく岡田健史さんの演技はもちろんですが、中山美穂さんのダメ母っぷりや、主役級のオーラを全消しして難役に臨んだ岩田剛典さんの演技は必見です!

原作との違いは?

細かい設定などを除いて、ほぼ原作通りに話は進んでいきます。

だけど、最後のシーンが原作よりも怖すぎた!

原作を読んだ時も相当怖いと感じましたが、まさに思ってもみないところから奈落の底に突き落とされる感じ…。

文字で読むと心の裏側まで描写してあったりしてジリジリとはい上がってくるような怖さを感じるんだけど、映像はダイレクトにただただ怖ろしい。映像の妥協のない白石和彌だから当然と言えば当然なんだけど。