世界を震撼させたカナダ映画『CUBE』

1997年に発表されるや、世界中を震撼させた新しい形の「ワンシチュエーションホラー」。

今でこそ定番化している”見ず知らずの人たちが集められる”というパターンは、この映画がさきがけと言われています。

誰が?何のために?どうやって?どこに?集めたのか誰にもわからないという恐怖。

出口を探して部屋を移動してくものの、隣の部屋には入った瞬間作動する殺人トラップが仕掛けられている場合もあって、簡単に移動することもできません。

追い詰められるにつれて、次第に人間の本性をむき出しにしていく人たち…。

彼らは無事に脱出することができるのでしょうか。

2021年秋に、日本版にリメイクされて公開されることが発表されました。日本版はカナダ版とは結末が違うのだとか。

ネタバレの心配がないなら、この映画の怖さを予習してから「日本版 CUBE」見に行きましょ!

スポンサーリンク

CUBE  あらすじは?(含ネタバレ)

目覚めるとそこは見たこともない部屋。部屋は立方体の形をしていて6面に一つずつの扉。

出口を求めて隣の部屋に移動してみようとしますが、隣の部屋は必ずしも安全という訳ではありません。入った瞬間に作動するワイヤースライサーや火炎噴射など確実に死に至らしめる恐ろしい殺人トラップが仕掛けられている場合があります。

迷いながらも一つの部屋に集まってきたのは警察官クエンティン精神科医ハロウェイ脱獄囚レン女子大学生レブン無気力男ワースの5人。

レンのアイデアで、隣の部屋に靴を放り込んでトラップがあるかどうかを確かめながら進むことにしますが、何か生物的なものを感知して反応するトラップによってレンは顔面に酸を受けて死んでしまいました。

どの部屋にも入り口には(645 372 649)という風に3桁の数字が3つ書いてあり、大学で数学を専攻しているレブンが素数が1つでもあればトラップがあるという仮説をたて、進んでいきます。

天井の扉を開けると1人の男性が落ちてきますが、それは障害を持った青年カザンでした。

素数がない部屋に入ったのにワイヤーナイフが作動して、クエンティンが殺されそうになり、素数の仮説は覆されてしまいます。

ワースは自分がこの建物の外壁を設計したという衝撃の事実を口にしました。外壁は1辺約130メートルの立方体で、出口は1か所だけだということがわかり、中の立方体の部屋は1辺に26個ずつ並んでいると考えられました。

レブンは3つの数字がデカルト座標、例えば(645 372 649)であれば3桁の数字を足した(x,y,z)=(16,12,19)という位置にあるのではないかと予想しました。

ある扉を開けるとそこは空洞の暗闇。一番端っこにきているようです。洋服をつないでロープを作り、ハロウェイは外壁の様子を見に行きますが、ロープをつたって部屋の入口まで上って来たときにクエンティンに手を離され落とされてしまいます。

部屋が移動していることが分かり再び数字を解析して、座標が27の部屋が外に通じていること、あと2回移動したら元の位置に戻ること、因数が何種類あるかによってトラップの有無を示していることなどがわかってきました。

カザンは数字を見ただけで因数の数が分かる数学的な才能を持っていることが分かり、トラップを回避することも可能となった今、一刻も早く27の座標を持つ部屋にたどり着くことが重要です。

ワースは身勝手な行動ばかりするクエンティンを部屋に突き落とし、3人はついに座標27の部屋に。扉を開けると、まばゆいばかりの光が差し込み、表へと通じているようです。

やっと出られると思ったのもつかの間、背後の扉からクエンティンが来ており、レブンを刺殺してしまいました。

カザンが表に出て、それに続こうとしたクエンティンをワースが捕まえている時に部屋が動き始め、半分出ていたクエンティンの体は引きちぎられてしまいました。

明るい日差しの中へと歩み出ていったのは、カザンただ一人でした。

『CUBE』の続編

CUBE 2(HYPERCUBE)

『CUBE』とは別の監督が2003年に制作した続編です。

”2”となっていますが、『CUBE』の続きから始まる訳ではなく、全くの新しい立方体に、また新たな人たちが閉じ込められる物語。

閉じ込められたのは心理療法医のケイト技術屋ジェリー経営コンサルタントのサイモン盲目の女性サーシャゲームプログラマーのマックス認知症の女性ペイリー弁護士ジュリア

今回のCUBEはただの立方体ではなく、HYPERCUBE=超立方体と呼ばれる物のようです。3次元の空間だけでなく、扉を閉めると瞬時に隣の部屋が入れ替わっていたり、重力の向きが違っていたり、時間の進む速度が違っていたりという時間軸まで支配している4次元の世界です。

CUBE内にはパラレルワールドが複数存在しており、別の時間軸を移動する自分に出会ったり、死んだはずの仲間が何度も現れたりと、もはやカオス。波打った壁や透明な角柱、回転する多角形など殺人の方法も尋常ではありません。

アイゾンという兵器製造会社に関連した人物が集められているのではないかということや、途中で遭遇した博士の遺体とともに残された「60659」という数字が鍵を握っていること、アレックス・トラスクという天才ハッカーがこのHYPERCUBEの理論を構築したことなどが次第に明らかになっていきます。

しかし追い詰められていく現状を解決する糸口は全く見つかりません。もうお手上げ状態になってきた段階でサーシャは衝撃の事実をケイトに告白します。「私がアレックス・トラスク」

アレックス・トラスクが言うには、パラレルに存在する複数の時間軸がある1点に集まり始め、この世界は終わるのだと…。

60659という数字は世界が終わる時刻を示していました。ケイトはそのことに気付き、サーシャのネックレス奪うと、6時06分59秒ちょうどに部屋から脱出しました。

ミッションを成功させ、持ち帰ったサーシャのネックレスに隠されていたチップを将軍に渡したケイトは、その場で銃殺されてしまいました。

2つの映画の感想は?

もうそりゃ、ひたすら怖いだけの映画です。殺人トラップも、出られない恐怖ももちろん怖いのですが、何が1番怖いって、追い詰められるにしたがって本性を見せる人間。

友達でも何でもない見ず知らずの人とは言え、自分さえ助かればいいと、こんなにも簡単に仲間を見捨てたりできるものなのか…。

『CUBE』でも『CUBE2』でもCUBEの設計に携わった技術屋が出てくるのですが、どちらも自分の技術が何に使われているのかわからないままにCUBEという殺人空間に手を貸してしまっているという事実。

どんなに優れた理論でも技術でも、使い方を間違えればもちろん人を殺す道具にもなりうるし、自分の知らないところで一人歩きしてしまう危険をはらんでいるということに、心底恐怖を感じました。

誰が何のために作ったものか、一切の種明かしもされず…、自分の中で腑に落ちる部分が何一つないまま、ひたすら怖いだけで終わった映画でした。

うん、ホラーとしては大成功なのかも。

日本での「リメイク版CUBE」が2021年秋に公開されるとのこと。前作より20年くらい経っているので、CGもVFXも技術がどえらい進歩しているので、もっとトリッキーなことになるのでしょうか。

オリジナルとは違う結末を用意していると発表されていたので、かなり期待大!せめて何らかのメタファーを投げかけてもらえる結末だとといいなぁ。

 

視聴する方法は?

CUBE 1 CUBE 2(HYPERCUBE)
U-NEXT 無料 無料
FOD PREMIUM
dTV
amazon prime 無料 無料
Hulu
music.jp
スポンサーリンク