『恋する寄生虫』寄生虫の話は本当?ひじりのピアスは寄生虫?

主人公のひじりが付けている青い花型のピアスは、実は寄生虫がモチーフ。さらに、蝶の形をしたキーホルダーは合体した寄生虫!

こんなに可愛い寄生虫が実在するの?

映画『恋する寄生虫』の主人公・高坂賢吾は、27歳で10歳年下の女子高生に初恋をします。愛おしい日々を過ごしていたある日、「【虫】に操られて恋をしているだけ」と告げられます。

【虫】に操られるって?どういうこと?

原作に出てくる衝撃的すぎる【虫】の話がどこまで本当なのか気になりすぎて調べてみました。

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物語に登場する寄生虫

結論を先に言うと、この物語に出てくる実在する寄生虫に関する話は”本当”です。かなり驚愕!

そして、賢吾とひじりが感染している”新種の寄生虫”の話は作者の三秋縋さん創作のファンタジーです。

フタゴムシ

鯉に寄生する寄生虫で、盲目の恋の虫と言われるフタゴムシ。なぜって?

★宿主である鯉のエラにたどり着くと必要なくなった目玉を捨ててしまう。
★雌雄同体なのに一体では生きていけない。
★最初に出会った運命の相手と生殖器をつなげて生涯過ごす(終生交尾)
★無理やり引き離すと死んでしまう。

つながった形は蝶に似ていて、可愛い…らしい。ペンダントやピンバッジなども売られている人気の(?)寄生虫だとか。マジか(◎_◎;)

そして↓小説の表紙の女の子(佐薙ひじり)のスクールバッグにもフタゴムシのキーホルダーが!

ナナホシクドア

『恋する寄生虫』の中で、主人公のひじりが付けている「青い花」に見えるピアスは、実は「ナナホシクドアのピアス」

 

ヒラメに寄生して食中毒を起こす怖い寄生虫らしい。

本当にピアスにしたくなるくらい見た目の可愛さは半端ない!

ソキソプラズマ

ネコに寄生することで有名な寄生虫。健康な人が感染しても重篤な症状を示さないが、免疫力の低下した人は肺炎や脳炎を、妊婦に感染すると胎児に障がいをもたらすことがある怖い寄生虫。

最近の研究では性格にまで影響を及ぼすことが知られてきた…って、本当の話なんかい!怖っ!

ネコに食べられやすくするため、トキソプラズマがネズミに引き起こす行動の変化は、反応時間が遅くなる、無気力になる、危険を恐れなくなるというものだが、このような変化はトキソプラズマに寄生された人間にも現れることをフレグル氏は発見した。

出典 NATIONAL GEOGRAPHIC
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/7449/

目黒寄生虫館

物語の中で、賢吾とひじりがデートする「目黒寄生虫館」は目黒駅から徒歩10分のところにある、実在する、入場料無料のデートスポット。

様々な寄生虫のホルマリン漬け、全長9メートルのサナダムシなども見ることができます。

「フタゴムシキーホルダー」とか「フタゴムシ付箋」だけでなく、なかなかシュールで可愛い(?)グッズが販売されているようです。オンラインショップでも買えますよ!

「寄生虫が可愛い!」という境地には未だ至りませんが、私達人間の生活と切っても切れない存在みたいです。うまく共存していかないといけないんですね。