美しい彼シリーズ第3弾『悩ましい彼』

またまた出ました待望の続編!吐きそうなくらい楽しみにしていた『美しい彼』シリーズの第3弾のタイトルは『悩ましい彼』。

1作目の『美しい彼』とは清居のこと、2作目『憎らしい彼』とは平良のことでした。今回誰が悩ましいんだ…と思ったら清居と平良の2人のことでした。

俳優として心から望んだ第一歩を踏み出すことになった清居。自分からは全く望んでいないのに流されるように新しい歩みを始めた平良。

訳あって「別居」した清居と平良は、苦悩に満ちた日々を送りながらも、互いの存在をより深く強く感じていきます。

凡人には全く理解できない2人の恋愛、今回はどこに着地していくの?

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『美しい彼シリーズ』読む順番は?

美しい彼
清居と平良が出会ってから付き合うまで

憎らしい彼
付き合い始めてから意思疎通困難を経て愛を確かめ合う2人。平良のきもうざ炸裂!

悩ましい彼
互いにステップアップするため別居。平良のメンタルは大丈夫なのか?!

interlude(番外編)
あの出来事の裏にこんなエピソードが!珠玉の短編15作品。「interlude」とは幕間とか間奏という意味です。

この順番で読んでね!

『悩ましい彼』あらすじは?

テレビドラマでの活躍も好評で、さらに安奈と桐谷の恋愛騒動で世間を賑わせた清居奏。敬愛してやまない舞台演出家の上田秀樹から舞台のオファーが来た。

俳優としてのキャリアを重ねたい清居はこれまで何度も上田のオーディションを受けては落ち続けていたので、やっと巡ってきたチャンスに興奮が止まらなかった。

タイトルは『The Locust(ローカスト)』。イナゴという意味だ。イナゴの大群が食い尽くした世界で、8人の男女が世界を救うために高い塔のてっぺんを目指す。

8人はキリスト教の7つの大罪+もう一つの意味を表している。鬼メンタルと揶揄される清居の役は誰もが「高慢」だと思っていた。ところが発表されたのは「嫉妬」役のお笑い芸人・望(のぞむ)という役だった。

稽古初日、ベテランと実力派がそろう中で台本の読み合わせが始まった。清居のセリフの後、皆が言葉を詰まらせて流れが止まってしまう。

明らかに清居は流れから外れていた。役の解釈を間違えているのか?意を決して上田に質問に行くと一刀両断に斬り捨てられた。

顔がいいことと話題性でチケット販売機としては使えるというスタッフの陰口も聞こえてきて、清居はこのままではいけないと役作りのために太ることにした。

舞台初日までに20キロ。しかしここで大きな問題が浮上してきた。清居のことを「神だ」「綺麗だ」と崇め奉る平良に醜い姿を見せる訳にはいかない。

清居は平良一成に、舞台が終わって元の体重に戻るまで「別居」を言い渡した。さらに太っている間はファンとして追っかけをすることも、ネットで検索することも禁止された。

清居のマンションを追い出された平良は、一流カメラマンの野口大海の家に居候しアシスタントとして働きながら、野口から「木村伊兵衛写真賞」を獲りにいくために個展をしろとしごかれている。

頑なに固辞していた平良だったが、清居がさらに高みを目指して頑張っているのに平良には心意気が足りないと叱責され、しかたなく個展に向かって動き出すことになった。

清居はカロリー爆弾をひたすら胃に詰め込んでいった。役作りは相変わらず迷走状態で、ストレスで過食になっていると噂されるようになった。

業界では有名カメラマンの野口が若いアシスタントをかこっていると噂になっており、事務所からは清居が平良に振られたせいでメンタルを病んでいると思われていた。

平良がアイドルグループの写真集の撮影で沖縄に行くことがわかると、清居はタイミングよく提案された家族旅行で沖縄に向かった。

清居は遠目から平良を追って後をついて行った。写真集の撮影の後、平良はたった一人でカメラと機材を持って、薄暗い廃病院へと入っていった。

平良が個展のためにヌードを撮ると小耳には挟んでいたが、まさかの展開。カメラをセットすると全裸になった平良は自分自身を撮り始めた。

ふいに目が合い、清居は平良に見つかってしまった。慌てて隠れて扉越しに話した。清居に相応しい人になりたいという平良の痛いほど健気な気持ちが伝わってきた。

清居は、望の中には清居のような自己顕示欲と平良のような影が存在するのではと思い至った。そこから急に役に入りこめるようになり周りの清居を見る目も変わってきた。

舞台公演の直前にチャリティイベントがあり、安奈の恋人の桐谷恵介と一緒になった。当然桐谷ファンが詰めかけている。

清居がステージに出ると「引っ込め、デブ!」という罵声を皮切りに、桐谷ファンと清居ファンの罵り合いが始まった。

そのとき「清居は誰よりも綺麗だ。愛してる。」と叫ぶ声が聞こえた。聞き間違えるはずがない。平良の声だ。

平良はあっという間に最初に騒ぎを起こしたファンと共にスタッフにつまみ出されてしまったが、平良の一声をきっかけに清居を応援する声が上がり、桐谷がステージに出てきて清居を抱きしめるというサプライズも手伝って、イベントは無事終了した。

清居の舞台は成功に終わり、20キロの増量も役作りのためと掌返しの高評価を得た。

次にやるべきことは平良に会うために20キロの減量。残り3キロがなかなか落ちず、空腹で意識も朦朧としてベストコンディションとは程遠い状態なのに、清居はスタジオで平良と遭遇してしまった。

最悪の再会だったが、2人はなし崩し的に求め合い、腰が砕けるほど朝まで愛し合った。2人はめでたく別居を解消した。

個展用の写真も野口にお墨付きをもらい、平良も進むべき道に向かって歩み始めた。

小説を読んだ感想

今回は『憎らしい彼』とは打って変わって、2人の愛に迷いはなく距離は離れているのに心の奥深い部分で繋がっている安心感があります。

相変わらず清居と平良の間に流れるテーマは「きもい」「うざい」ですが、清居の中には新しい平良を見つめる目が芽生えてきます。

美しい容姿を授かりキングのように王道を歩いてきた清居が、プライドをへし折られ勢いよく地面に叩きつけられることで、ほんの少しだけれど平良の気持ちや思考の端っこをつかんでいく感覚を味わっていきます。

「自分には無理」と逃げることしかしてこなかった平良は、キングの清居でさえなりふり構わず努力している姿に、このままの自分じゃ清居にふさわしくないと一歩踏み出すことを決意。

今回の平良はなんだかちょっと進化していてカッコイイかも。清居への偏愛ぶりは変わらず健在で思考回路は全く理解できませんが(笑)。

『憎らしい彼』であれほど噛み合わなかった2人が、ここにきてより絆を深め合い愛を盤石なものにしていった感じです。

平良のきもうざは『美しい彼』から1ミリたりとも変わることなく、なんだかんだで振り回されてあたふたしまくってるのは清居の方という安定の展開の末のハッピーエンド♪

…と思ったら大間違いなのかも?っていう臭いもプンプン残して、物語は一旦まーるく収まりました。

書きながら楽しくて仕方がなかったとおっしゃる凪良ゆう先生は、まだまだ清居と平良の物語を紡ぐ気満々です。

平良の個展と写真賞の行く末も気になるし、才能を開花させてしまったら2人の関係はどうなってしまうのか…、このシリーズどこまでもついて行きます!

『悩ましい彼』を電子書籍で!

ドラマを見てファンになった方にも是非読んでほしい!清居と平良の内面満載です♪
2022年7月1日時点の情報となります。 オフィシャルサイトにて必ず最新の情報をご確認ください。

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