映画『川っぺりムコリッタ』最高のキャストで描くさりげない日常

「ハイツムコリッタ」に住んでいるのは訳ありの住人ばかり。

孤独な青年・山田もそんな訳あり人生を背負って、「ムコリッタ」にやってきました。

誰とも関わらず生きていこうと決めていた山田でしたが、なんだか図々しい隣の住人・島田が訪ねてきたことで生活が一変。

「ムコリッタ」に住む底抜けに明るい人達との関わりを通じて、人生やら家族やら…いろんなものを見つめなおす、温かい時間の物語。

北陸の話ですがロケ地は富士だったようで、都会では感じられない時間の流れが画面いっぱいに描き出されます。

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「ムコリッタ」ってどういう意味?

「ムコリッタ」とは仏教用語で時間の単位のことで、1ムコリッタ=1/30日=48分ですが、ここでは「ささやかな幸せの時間」という意味です。

「ムコリッタ」っていうなんだか不思議で温かい響きがぴったりの映画ですよ。

荻上ワールド最高のキャスト

山田たけし:松山ケンイチ

訳ありの山ちゃん。誰とも関わらず、つつましく、目立たず、ひっそりと…、まるで世捨て人のように生きていこうと決めたのに、図々しい島田と関わっていくうちに、気持ちの変化が…。

島田幸三:ムロツヨシ

図々しくてフレンドリーな男ですが、島田もほの暗い訳あり人生を背負っています。でもって、器小さっ!

ムロツヨシさんの島田役があまりにもイメージ通りすぎて、笑ってしまいます!

映画のあらすじ

北陸の小さな町で働き口を見つけ、誰とも関わらず一人でひっそり生きていこうと、孤独な青年・山田が見つけた住処は川っぺりの「ハイツムコリッタ」。

それなのに、隣人の島田という男が、いきなり「風呂を貸してくんない?」と訪ねてきます。いやいや、無理無理と追い返し、できるだけ関わらないようにするつもりでした。

お金がなくて食べるものが買えなくて、飢え死にしそうになっているときに、島田が庭の畑で作っている野菜を分けてくれて、山田は島田に少しずつ心を開いていきます。

「ムコリッタ」の住人は、なんだか社会から脱落した訳ありの人ばかりだけど、なぜだか一緒にいるとほっとする…。友達と呼べる人も家族もいない山田は、誰かと一緒にご飯を食べると美味しいということに気付き、初めて人の温かさに触れて、ささやかな幸せを感じ始めます。

そんなある日、山田の秘密が島田に知られてしまいます。

映画の見どころ

30年間生きてきて何一ついいことなんてなかったし、人と関わることを諦めてしまった孤独な青年が「ムコリッタ」に仲間入りしたことで、新しい人生を歩んでいく物語。

社会から脱落した人たちが集まった「ハイツムコリッタ」。

そんな場所で一体何が起こるの?新しい人生だなんて大げさな…と思うかもしれませんが、山田にとって「普通」だったり「あたりまえ」であることは、とんでもない幸せなことなのです。

友だちと呼べる人がいて、一緒にご飯が食べられること。そんなこともままならなかった青年が、ささやかでも美味しいと思えるご飯を誰かと食べて過ごせる「あたりまえ」を味わうことで、少しずつ変わっていきます。

緩やかな時の流れに身をまかせる山田青年の表情は、たぶんだんだん穏やかになっていくんじゃないかな。

初めて「失いたくない」と思った生活が、山田の秘密が明らかになることで揺らぎ始めてしまいます。山田は、普通の生活を取り戻すことができるのかな。

島田役のムロツヨシさんは、笑えるくらいはまりまくっていると思われます。(笑)

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