映画『水は海に向かって流れる』原作漫画のあらすじとネタバレ

高校進学を機におじさんの家に下宿することになった直達。駅に迎えに来たのは、おじさんではなく榊千紗という女性だった。

おじさんの家には千紗だけではなくあと2人が共同生活しているようだ。直達の歓迎バーベキューが行われ、そこで直達は千紗に関する衝撃の事実を耳にしてしまう…。

そのせいで、おじさんの家はとても居心地が悪い。

静かな緊張感の中、やがて直達は自分の運命と向き合う決心をする。止まってしまった千紗の時間を再び動かすために…。

【主なキャスト(敬称略)】
広瀬すず:榊千紗
大西利空:熊沢直達
高良健吾:ニゲミチ先生
當真あみ:泉谷楓(直達の同級生)
戸塚純貴:泉谷颯(楓の兄)
勝村政信:榊謹悟(千紗の父)
北村有起哉:熊沢達夫(直達の父)

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漫画『水は海に向かって流れる』のあらすじ

熊沢直達(なおたつ)は高校進学を機におじさん・ニゲミチ先生(歌川茂道)の家に下宿することになった。

だけど、雨の中迎えに来てくれたのは26歳のOL・榊千紗だった。おじさんの彼女かなと思ったけど違うらしい。

驚くことに、おじさんはサラリーマンを辞めて漫画家に転身していて、部屋が余っているおじさんの家には他にも2人住んでいるらしい。

学校に行く途中、捨てられた子猫を見つけた直達は、教室で猫のチャームを付けている泉谷楓に話しかけて一緒に飼ってくれる人を探してもらうことになった。

学校帰り子猫の様子を見に行くと、中学生が誰かににボッコボコにされているところだった。子猫を助けるために戦っていたその人はなんと、おじさんの家の住人で、泉谷のお兄さんだった。

兄は女装して占いをするのを生業にしている。

子猫はミスター・ムーンライト(ムーちゃん)と名付けられて、おじさんの家で飼われることになった。

もう1人の住人・成瀬教授が海外出張から帰ってくるということで、直達とムーちゃんの歓迎バーベキューが開かれた。

成瀬教授は千紗の父親の友達で、千紗のことは小さい頃から知っている。バーベキューでの千紗の様子が気になって問いただすと、千紗は思いがけないことを口にした。

直達の父親・熊沢達夫は10年前に千紗の母親・紗苗とW不倫の末に駆け落ちした男だった…。達夫は結局家に戻ってきたが、紗苗はそれっきり戻ってこなかったようだ。

ニゲミチに甥っ子を駅まで迎えに行ってほしいと写真を見せられた時に気付いたということだった。

直達は千紗と成瀬教授の話を、たまたま楓と一緒に窓の外で聞いてしまった。それ以来、千紗とは顔を合わせるのが辛い。変わらず優しく接してもらうと、もっと辛い…。

直道が実家に帰って母親と祖父の家に行ってる間に、達夫はニゲミチの家を訪れた。玄関先でばったりと会ってしまった千紗と達夫。

千紗が10年前に駆け落ちした紗苗の娘だということに気付いた達夫は、思わず千紗に謝ってしまったが、千紗は達夫の顔にお盆を投げ付けて出ていってしまった。

達夫は転んだだけと言うし誰にも見られていなかったけれど、直達も楓も教授も何があったのかなんとなくわかってしまった。

直達は教授に自分が紗苗と達夫の間で何があったのかを知っていることを話した。すると教授はそのことを千紗に話してしまった。

千紗は何も知らないニゲミチに事情を説明することにした。全てを話した上で、これまで通り共同生活を続けていきたいと話した。

千紗は「好きな人は作らない。恋愛はしない」と宣言している。10年前から千紗の心は止まったままなのだ。

千紗の決意を聞いて、直達も恋愛をしないと決めた。もともと鈍感な直達は楓の気持ちに気づいてもいなかったけど、楓の恋は失恋に終わってしまった。

達夫の依頼で千紗苗の居場所を探し当てたと言う探偵・門司が書類を届けに来た。

千紗は今さら会う気はないと言ったので、直達はそれなら自分が会いに行きたいと言った。

きっと自分はずっと怒りたかったのだということに、直達は気付いた。

千紗と直達は一緒に紗苗に会いに行くことにした。紗苗は再婚して新しい夫と夫の連れ子と家族を営んでいた。

結局、怒りたかった直達は怒ることができず、怒らないと決めていた千紗が怒りをぶつけることになってしまった。直達はいつも逃げてばかりの自分が嫌でたまらなかった。

だけど千紗が紗苗のことを大好きだったことを、千紗がずっと怒っていたことを死ぬまで覚えておこうと思った。

直達に何の罪悪感も感じず自由に恋愛してほしいと、千紗はおじさんの家を出ることにした。

でもその一方で直達は同情でも罪悪感でもなく千紗のことが好きだと、自分の気持ちに気付いてしまった。

千紗がおじさんの家を出て一年ぶりの再会。

もっと気持ちは冷めているかと思ったけど…やっぱり何も変わらない。2人で幸せになろうって決めた。

千紗の中の、止まっていた時間が流れ始めた。

『水は海に向かって流れる』の感想

田島列島さんの漫画はいつも登場人物がみんないい人ばかりで優しい…そんな気持ちをまた強くさせる物語でした。

直達と千紗は互いの両親が過去に不倫関係にあったという…言ってみれば本人たちには何の責任もないんだけど、相手の心が傷ついているという事実に自分も傷ついてしまう繊細な心の持ち主です。

そして周りの人は、クセがすごくて空気読めなくて、痛いこともするんだけど…みんな優しくて優しくて、優しすぎました。

おおかたあり得ない複雑な事情で始まる物語ですが、登場人物がみんな優しくて、適度にボケをかましてくれるので、全く暗い物語ではありませんよ!

むしろ温かくて優しい気持ちで包んでくれる物語です。癒されました。

実写映画化されるとのことですが、予告編では広瀬すずちゃんの切なげな表情が印象的ですね。どんなテイストで描かれるのか楽しみです。

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