豪華キャストで描く映画『ハケンアニメ!』あらすじと見どころは?

日本が世界に誇るアニメ文化。その裏側を熱くリアルに描いた熱血お仕事エンターテインメント!

子どもの時から変わらない心を持った大人たちが、アニメにあふれんばかりの愛情や情熱を注ぐ姿は、きっと見る人の心を熱くさせます。

「ハケン」とはつまり「覇権」のこと。放送される1クール(3か月)で頂点を取ること意味します。

新人監督の斎藤瞳と伝説の監督と言われる王子千晴が満を持して世に送り出す物語は、アニメを愛するたくさんの人たちの手によって命を吹き込まれます。

大の大人たちが好きをつらぬくとこうなるんです!アニメ好きはもちろんのことそうでない人も、共感間違いなしです!

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物語を動かす最高のキャストは?

斎藤瞳:吉岡里帆

トウケイ動画の新人監督。王子の『光のヨスガ』を見て心を動かされ、転職してアニメの世界に飛び込んできました。デビュー作で「ハケン」を取るために人生を懸けています。

王子千晴:中村倫也

マイペースでわがままで周りを振り回しまくる伝説の天才アニメ監督。デビュー作『光のヨスガ』が大ヒットし、その後息をひそめていましたが、7年ぶりの復活をかけて勝負に出ます。

行城理(ゆきしろおさむ):柄本佑

作品のためなら手段を選ばないやり手の「トウケイ動画」の鬼チーフプロデューサー。

有科香屋子(ありしなかやこ):尾野真千子

王子復活に懸ける「スタジオえっじ」のチーフプロデューサー。

映画のあらすじは?

公務員から転職してアニメの世界に飛び込んだ斎藤瞳。『サウンドバック 奏の石』という作品で夢の監督デビューが決定した。

やるならとことんやる!目指すは頂点「ハケン=覇権

あまりのやる気満々の勢いに完全に空回りしててんぱり気味の瞳のサポートをするのは、トウケイ動画のチーフプロデューサー・行城理

行城は業界の裏側を知り尽くしビジネスのためなら何だってやる敏腕プロデューサー。一番の味方になってくれるはずの行城が、次第に瞳の最大のストレスになっていく。

一方、伝説の天才監督と謳われた王子千晴は『運命戦線リデルライト』に再起をかける。

王子をサポートするのは、王子の才能を信じ王子をとことん守り抜くことを誓ったスタジオえっじのチーフプロデューサー・有科香屋子

同じクールの覇権を戦うことになった『サウンドバック 奏の石』『運命戦線リデルライト』は、空回りする監督やわがままやりたい放題の監督だけでなく、周りのみんなを巻き込んで盛大に動き始めます。

アニメの人気が出てきたら、次はフィギュアやおもちゃ会社の出番、舞台になった場所の地域おこしと巻き込む範囲も広がっていくのがアニメ界の常。

果たして「ハケン」は誰の手に?

 

『サウンドバック 奏の石』

斎藤瞳監督が手掛けたのはロボット少年ものアニメ!

田舎町を襲った巨大ロボットから平和を守るため立ち上がった少年少女たち。彼らは「サウンドバック」というロボットを操って戦う。

「奏(かなで)」と呼ばれる石に音を吹き入れることでロボットが変形するので、12話すべて違う形のロボットに変形することになっている。

ノックの音、春を告げる雪解けの氷の音、大好きなタカヤの声…。そして戦うたび、ヒロイン・トワコの世界からその音が消える。

世界から音が消えていくのをトワコはみんなに黙っていた。みんなが戦えなくなってしまう…。

トワコから音を奪っても戦い続けるのか…。タカヤたちは選択の時を迎えていた。

最終話、トワコに音が戻ったのかどうか明確な描写はされなかった。けれど瞳の中で結論は決まっていた。トワコに音は戻らなかった。

人生には大事な何かを失っても成し遂げたい何かがある、やらなければならないことがある。人生は都合よくばかりはいかないことを瞳は描きたかったのだ。

監督は『テルマエ・ロマエ』の谷東監督。キャラクター原案は『ツルモク独身寮』の窪之内英策氏、メカデザインは『機動戦士ガンダム00』の柳瀬敬之氏。

『運命戦線リデルライト』

王子千晴が世に放つのは、得意とする魔法少女ものアニメ!

主人公・十和田充莉(とわだじゅうり)は自らの魂の力でバイクを変形させてライバルたちと競う。バトルシーンはレースだ。6歳で始まり、1話ごとに1年が経過していく。

「リデル」の最終話は、王子監督が主人公をいかに殺すのかという話でもちきりだったが、どれだけバイクで転倒しマシンが大破しても誰一人死ななかった。

痛々しく醜く顔を歪めた主人公が「私は死なない。そんな私たちを、お前ら、どんだけ醜くても、責任もって、愛してよ」と言い放った。それが「生きる」ことにこだわった王子の描いたラストだった。

監督は『プリキュア』シリーズの大塚隆史監督、キャラクター原案は『魔法少女まどか☆マギか』の岸田隆広氏。

映画の見どころは?

何と言っても本気の大人たちの姿です!

アニメと言ってもそこに携わるお仕事は多数存在し、そこに携わる人間はもう数えきれないくらい存在する訳です。

脚本を書く人、キャラクターを考える人、デザイナー、原画を描く人、動画を作る人、声優、フィギュアなどの商品開発する人…主な仕事だけでも信じられないくらいたくさんの人が関わりますが、名前の付けられない仕事まで含めると、それはもうとんでもない数の人が携わることになるんですよ。

こんなにもたくさんの本気の大人たちが「好き」をつらぬく姿を見られる映画ってそうそうないと思います。熱すぎます!笑

アニメ制作ってスポーツと同じなんですね。

戦っているときは真剣勝負で敵意むき出しにしてるんだけど、結局のところアニメを愛する気持ちは同じなんですよ。ライバルなんだけど、同じ会社が原画作成に携わっていたり同じスタジオで録音していたりと、みんなが繋がっているんです。

職人気質でこだわりの強い人ばかりなので、衝突しまくるんですが、一歩離れるとお互いを尊敬し合っていて、ちゃんと敬意を表すことも忘れない…スポーツですって。

そして、そんな風にして作られた『サウンドバック 奏の石』と『運命戦線リデルライト』は、映画の中のアニメにも関わらず本気で作られています。

全てが放送される訳ではないのに、どちらも原作者の辻村深月さんが12話分のプロットを書き下ろしたというのですから本気の度合いが半端ないですね。

これ、いつかどこかのタイミングで放送or配信してくれないかなぁ。