映画『騙し絵の牙』ベテランキャストによる騙し合いのラストは?

大泉洋に「あてがき」されたという話題の作品がついに実写化。と思っていたら、とんでもない間違いでした(笑)!

小説『騙し絵の牙』と映画『騙し絵の牙』は「薫風社」「速水編集長」「雑誌トリニティ」「高野恵」「二階堂大作」というアイテムだけが同じで、それぞれにくり広げられたパラレルワールドといった感じの実写化です。

小説とは全く異なるクセモノキャストたちは、大御所とも言えるベテランぞろい。そのそれぞれが、とんでもない策略を隠し持っていて、大どんでん返しを図ろうとします。

嘘、リーク、告発…何でもありのどんでん返しに次ぐどんでん返し。

最後は一体どうなっちゃうの?誰が笑うの?と目が離せなくなる秀逸な映画です!

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クセモノキャストたち

速水輝:大泉洋

大泉洋さんにあてがきされた作品なのに、監督から「今のは大泉洋さんっぽかったからNG」とNGが連発されたそうで(笑)、素の自分と一番かけ離れた映画になったとコメントされています。

映画を鑑賞した側から言わせていただくと、飄々としていながら、時折見せるクセモノの目は大泉洋ならではでしたねぇ。大泉洋さん以外考えられませんでしたよ。

高野恵:松岡茉優

小説一筋の新人編集者。もともと熱いものを内に秘めている高野恵を、速水がとんでもない方向に育ててしまいます。

とにかくキャストは大物ぞろいでクセモノぞろい。「全員がウソをついている」と言われているので、誰一人信用できないです!

映画のあらすじは?

舞台は出版社「薫風社」。社長が犬の散歩中に倒れて急逝してしまいます。

新社長に就任したのは専務だった東松龍司。改革派の東松は先代社長の息子・惟高(中村倫也)をニューヨークへ飛ばし、外資系ファンドの郡司(斎藤工)と改革に着手します。

不採算事業は次々に切られる危機に陥り、雑誌「トリニティ」も例外ではありませんでした。

他社からの引き抜きでトリニティ編集長に就任した速水は、「おもしろければ目玉は何個あったっていい」と豪語し、起死回生の作戦を発動し始めます。

文芸一筋の高野恵を「小説薫風」から引き抜き、超人気ファッションモデル・城島咲(池田エライザ)を巧みに取り込み、高野が発掘した大型新人・矢代聖(宮沢氷魚)を独占し、大御所作家・二階堂大作(國村隼)を丸め込んで代表作「忍びの本懐」をコミカライズする…とにかく、他の人が考え付かないような一手を次々に出してきます。

高野は20数年前空前の大ブームを巻き起こした直後に姿をくらました幻の作家・神座(かむくら)詠一(リリー・フランキー)を独自に探し出していました。

そんな中、「トリニティ」で小説の連載が始まり表紙を飾ることになっていた城島咲が、とんでもない事件を起こして逮捕されてしまいます。

企業イメージを重視し契約を解除する企業が多い中、速水は東松を説得して、城島咲を採用したまま「トリニティ」を発行します。賭けは大当たりし、完売続出した「トリニティ」は大成功を収めます。

おもしろくない「小説薫風」は、編集長・江波百合子(木村佳乃)と常務の宮藤和生(佐野史郎)が、かつて横取りされた大型新人の矢代聖を取り返す作戦に出て、「小説薫風」で連載を引き抜くことを、勝手に記者会見で発表してしまいます。

ところがこの記者会見の場で、矢代聖はとんでもない事実を暴露するのでした。それも実は速水の仕業です。

社長の東松の肝いりプロジェクト「KIBAプロジェクト」が発表されると、今度はそれを頓挫させるべく、アメリカで大口の契約を成功させた惟高を呼び戻します。

全て速水の思惑通りに進んでいると思われましたが、そこへ思ってもみなかった伏兵が現れます。

気になるラストは?

最後15分の仁義なき騙し合い」の謳い文句どおり、最後はもう仁義もへったくれもない、どんでん返しの連続でした。

小説とは異なるラスト
小説『騙し絵の牙』で最後に笑うのは速水なのですが、映画版は違いますよ。

速水は戦いながら、部下を育ててしまっていました。

高野恵は純粋な文学ファンであり、小さな書店の娘です。その高野が、速水とは全く異なる視点で全く異なる手法で、最後は速水をギャフンと言わせます。

あくまでも紙の本にこだわる書店の娘がくり出す渾身の一手とは?

映画の見どころは?

あてがきされた大泉洋さんだけでなく、豪華なキャスト陣の全員がとんでもない行動に出るので、最初から最後までおもしろすぎます。

二階堂大作役の國村隼さんはシャンソンン歌い出すし、取材相手に音楽家の新垣さんや女装プロレスラーのレディビアード出てくるし、こちらの予想をはるかに超えてくるハチャメチャっぷりです。

エンターテインメントとして完成されている上に、ストーリーはしっかりしていて、物語としても飽きさせません!

この物語は、1度目はネタバレせずに、そして2度3度とぜひ映画館で楽しんでほしいですね。

そしてストーリーの異なる小説版も楽しんでいただけると「1粒で2度美味しい」ですよ!

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