原作漫画『ゴールデンカムイ』あらすじは?

明治末期の北海道。アイヌ埋蔵金のありかは脱獄囚の体に刺青として刻まれているという。その数24人。

日露戦争から帰還した杉元佐一はアイヌの少女アシパと共に刺青を集める旅に出ます。

同じく埋蔵金を狙う陸軍第七師団、土方歳三らと、時に敵対し時に協力し合って刺青を着々と集めていく中で、男たちのロマンやアイヌの文化を描いた壮大な物語。

2022年4月28日発売の週刊ヤングジャンプで最終回を迎え、アニメの第4期制作と実写映画化も発表された今最も注目すべき漫画です!

北海道では砂金の取れる川がいくつか存在していて、実際にゴールドラッシュと呼ばれる時代がありました。真偽のほどは不明ですが、埋蔵金伝説もいくつか存在しています。

「カムイ」とはアイヌ語で「神」「荒神」という意味です。自然界のあらゆる命には神が宿っており、人間に恩恵を授けるのも苦難を授けるのも「神」という考えからきています。

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漫画のあらすじは?

日露戦争で「不死身の杉元」と恐れられた杉元佐一(すぎもとさいち)は一獲千金を夢見て北海道の地で砂金取りをしていた。

戦死した幼なじみの寅次から、妻の梅子の目を治してやってほしいと頼まれたからなのだが、実は梅子は杉元の想い人でもあった。

杉元はある男からアイヌ埋蔵金の話を聞く。アイヌを殺し金塊を奪った「のっぺら坊」という男は網走監獄に収監されていながら、仲間に金塊のありかを教えるための暗号を囚人たちに刺青として施し脱獄させたのだと言う。

刺青は全部で24人。

にわかには信じられなかったが、ヒグマに襲われて死んだその男は不思議な刺青を背負っていた。男から皮を剥ぎ刺青人皮(いれずみにんぴ)にして、杉元は残りの囚人たちを探し出して金塊を手に入れることにした。

杉元はヒグマに襲われそうになったところを、アイヌの少女・アシに助けられる。アシパの父は金塊を奪われた際に殺されたと聞き、杉元は金塊を取り戻し父の仇を討つため協力しようと提案する。

金塊を狙っているのは杉元たちだけではなかった。鶴見篤四郎中尉率いる陸軍第七師団は金塊を軍資金に北海道征服を目論んでいた。

戊辰戦争で死んだとされた新選組鬼の副長・土方歳三もまた網走監獄を脱獄し、かつての新選組二番隊組長の永倉新八とともに蝦夷共和国を作るため金塊を狙っていた。

杉元とアシパは途中で捉えた脱獄囚の「脱獄王」こと白石由竹(よしたけ)を仲間に加え、アシパの相棒でもあるエゾオオカミのレタラを狙い命を落とした二瓶(にへい)鉄造と、ニシン漁に潜伏していた殺人狂・辺見和雄の刺青人皮を手に入れた。

アシパは父の昔の友人キロランケを訪ねた。キロランケはアシリパたちに衝撃の事実を告げた。

網走監獄にいるのっぺら坊はアシパの父・ウイルクだと、キロランケはかつてアムール川の流域からウイルクと一緒に海を渡ってやってきたのだと。

アシパは父に会って真実を確かめるために網走監獄に向かうことにし、キロランケは同行することになった。

女装してホテルの女将に成りすましていた家永カノ(脱獄囚)、柔道家の牛山辰馬(脱獄囚)、ヤクザの権力争いのすきに刺青人皮を手に入れた尾形百之助(元第七師団)が土方一味に仲間入りした。

一方、杉元たちは苫小牧でヤクザの親分・若山輝一郎の下半身に彫られた刺青を手に入れていた。

夕張では鶴見中尉が剥製を作る青年に偽の刺青人皮を作るように指示し、試行錯誤の末に6枚の偽物を完成させた。

けがをしたところをアシパに助けられた谷垣源次郎は、アシリパのフチ(祖母)の世話になっていた。そこに占い師のインカが現れ、アシリパは同行している者に裏切られると告げた。

谷垣はフチに恩返しをするために、アシパを助けるべくインカチカパシと共にアシパたちを追った。

谷垣と合流した杉元一行は、互いに腹の探り合いをしながらも土方一行と協力して刺青を探すことになった。

第七師団は詐欺師の鈴川聖弘、蝮のお銀と強盗を繰り返していた坂本慶一郎の刺青人皮を、杉元は獣姦癖のある姉畑支遁の刺青人皮と盲目の盗賊・都丹庵士(とにあんじ)の刺青の写しを手に入れた。

網走監獄にたどり着き、のっぺら坊を探し出したが、のっぺら坊は偽者にすり替えられていた。

典獄の犬童四郎助によって隠されていた本物ののっぺら坊を探し出すと、確かにその男はアシパの父ウイルクであった。しかし、アシパの目の前でウイルクと杉元は狙撃されてしまった。

撃ったのは尾形百之助だった。のっぺら坊が殺されたため、金塊の鍵を握るのはアシパだけになってしまった。

看守の門倉利運(としゆき)は囚人ではなかったが、のっぺら坊が刺青を施した24人目の人物だった。門倉は土方と通じており、混乱に紛れて網走監獄を出て土方と行動を共にすることになった。

キロランケ、尾形はアシリパと白石を連れて、樺太に渡っていった。

鶴見中尉のおかげで奇跡的に一命を取り留めた杉元、谷垣は第七師団の鯉登(こいと)音之進月島基と協力しキロランケたちを追った。

杉元は樺太で格闘家の岩息舞治(がんそくまいはる)の刺青を写し取らせてもらい、根室では土方が人斬り用一郎と恐れられた土井新蔵の刺青人皮を手に入れていた。

キロランケはアシパの記憶を呼び起こすためにかつての仲間だったソフィア・ゴールデンハンドに会いに行くことにした。亜港監獄に収監されているソフィアを助け出すと、5人は流氷の上を歩いてロシアへと向かった。

アシリパはソフィアと話したことで、何か大切な記憶を呼び起こしたようだった。

やがてキロランケに追いついた杉元たち。キロランケは谷垣・鯉登・月島と戦い命を落としてしまった。

杉元が持っていた刺青人皮は鶴見中尉一味に取りあげられ、杉元、土方、鶴見陣営は再び敵対することになった。アシリパと杉元は北海道に戻って刺青をもつ脱獄囚探しを再開することにした。

毒殺魔の関谷輪一郎、砂金取り名人の松田平太の刺青人皮を手に入れた杉元たちは脱獄囚の海賊房太郎(ぼうたろう)と手を組み残りの刺青探しをすることになった。

札幌で娼婦の連続殺人が起き、その犯人が脱獄囚ではないかとのことで、杉元、土方、鶴見中尉の一味が札幌に集結した。一度は裏切りにより仲たがいしたが、杉元と土方は刺青を集めるために再び協力することになった。

5人目の娼婦が襲撃されるであろう場所が札幌ビール工場だと特定され、張り込みをしているとそこに外国人脱獄囚のマイケル・オストログが現れた。

杉元、土方、鶴見中尉の一味たちが入り乱れて激戦をくり返す中、マイケル・オストログは杉元によって葬られた。マイケル・オストログはかつてロンドン中を震撼させたジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)だった。

そこへ挑発するかのように現れた脱獄囚の上エ地(うえじ)圭二。上エ地は自分に施された暗号の刺青が見えなくなるくらい自分で刺青を描き加えていた。

杉元や土方、鶴見中尉たちは刺青が全てそろわなくても解読できることをほぼ確信しており、上エ地の挑発には乗らなかった。焦った上エ地は煙突から足を滑らせて落下死した。

火の手があがるビール工場の中のどさくさで、杉元はアシパを鶴見中尉に奪われてしまう。鶴見中尉はアシパにアイヌ金塊の秘密について語った。

アイヌは幕府に対して蜂起するために帝政ロシアから武器を購入する予定だった。取引直前にロシアの軍艦が沈没し、アイヌの金塊は使い道がなくなり宙に浮いた状態になってしまった。

その金塊の存在を知ってウイルクとキロランケは北海道に渡ってきてアイヌに潜入したのだと言う。

ウイルクとキロランケ、ソフィアが日本語を習ったロシアの写真館の男「ハセガワ」は実は鶴見だった。鶴見はウイルクと関わったために妻と娘を失うことになり、ずっとウイルクのことを恨んでいた。

北海道だけを武装したいウイルクと、アムール川流域と樺太、北海道をまとめて「極東連邦」を樹立したいキロランケは決別した。

鶴見が、ウイルクがロシアのゲリラ集団パルチザンの一員でアイヌの金塊を狙って北海道にやってきたことを一部のアイヌに告げると、仲間割れが起こった。

殺し合いになり、ウイルクは自分の顔の皮を剥いで他人の生首にかぶせ、自らはのっぺら坊となって逃げた。逃げた先で犬童と出会い網走監獄に身を隠すことになったのだった。

鶴見中尉は、金塊には邪悪なカムイ=ゴールデンカムイが宿っているので放棄するようにアシリパに迫った。

動揺したアシパはウイルクのアイヌ名を鶴見中尉に教えてしまった。

ホロケウオコニ。「オオカミに追いつく」という意味だ。

杉元はアシリパを救い出し、土方らと共に刺青人皮の謎を解いた。同じころ鶴見中尉もアシパの教えたキーワードで謎を解いていた。刺青の暗号が示した場所は五稜郭。

鶴見中尉たちよりも先に五稜郭に到着した杉元・土方一行は戦闘の準備と金塊の捜索を行うことにした。北海道に上陸していたソフィアの一行は、土方の依頼で応援に駆け付けた。

五稜郭で見つかったのは「土地の権利書」だった。

ウイルクはアイヌを守るために森のある土地を買い占めるために金塊を使用していたこと、しかもその金塊は土地を買ってもまだ半分残っていることがわかった。

門倉の刺青に重大な鍵が隠されていることがわかり、残りの半分の金塊を見つけ出した。

鶴見中尉は五稜郭を包囲して砲撃をしかけてきた。門倉は函館山に登り、土方が函館戦争の真っ最中に隠した軍艦回天丸の主砲を取り出し、鶴見たちの軍艦を砲撃した。

鶴見中尉の一隊が五稜郭内部に攻め入ってくる中、アシパ、杉元、白石、土方、牛山は金塊を埋め戻し、土地の権利書を持って五稜郭を脱出した。

函館行きの列車に飛び乗ったものの、その列車には鶴見中尉の第二部隊が乗っていた。後ろから追いついてきた鶴見中尉一行も加わり、列車の中は激戦となった。

アシリパは金塊をあきらめることを杉元たちに提案した。金塊がある限り殺し合いが続くことにアシリパは心を痛めていた。

一度はアシリパが持つ土地の権利書が鶴見中尉に奪われたが、死闘の末に取り返した。アシリパは広大な土地を手に入れ、アイヌの森は守られたのだった。

杉元は梅子に会いに行ったが、アシパの故郷の村に一緒に戻っていった。

漫画の感想は?

単なる金塊をめぐる争奪戦だけではない、壮大なアイヌの文化と男たちのロマンを描いた物語です。

物語はアイヌを軸にして進んでいきます。アイヌの文化、食事、考え方などに詳しく触れられているとともに、杉元が最後までアシパのことを「アシパさん」と「さん」付けで呼んでいるところに、アイヌに対する敬意が感じられます。

とにかく登場人物が多いのですが、彼らそれぞれに壮絶な過去や親との確執、譲れない信念、そして恋心などがあり、本筋を支える枝葉の物語がまたドラマチックすぎて読み応え抜群です!

途中には箸休め的なエロいエピソードやおふざけエピソードも盛りだくさん。戦いだけではない漫画ならではのおもしろさも存分に楽しむことができます。

同じ日本でありながらよく知らなかったアイヌのことについて触れられたことも新鮮でした。

『ゴールデンカムイ』が実写映画化されることが発表されましたね。この壮大な物語を2時間くらいに収めるには金塊探しだけに焦点を絞るしかなさそうですが、この漫画のおもしろさの真骨頂は枝葉のエピソードにあると思います。

杉元やアシリパ、ドポンコツの白石を誰が演じるのか、アイヌの文化がどのように描かれるのか興味は尽きないので映画もめっちゃ楽しみですが、ぜひ漫画でこの世界観のすべてを満喫していただきたいですね!

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