お弁当屋「のこのこ」でアルバイトするちひろさん。
口は悪いしたまに柄も悪い…もと風俗嬢のちひろさんは、なぜか町の人達の心を捉えて離さない不思議な女性です。
生きづらそうな女子高生オカジ、心荒れ果てた小学生のマコトに懐かれ、のこのこの店長の奥さん・タエちゃんに懐いて、自分の居場所を見つけていくちひろさん。
カッコよくて温かくて、じんわり優しい物語です。
口も悪くてたまにガラも悪いちひろさんが、あの可愛らしい有村架純さんによって息を吹き込まれる訳ですが、これが意外にしっくりきていてとっても素敵です!あなたも癒されてください。
【主なキャスト(敬称略)】
有村架純:ちひろ(古澤綾)
豊嶋花:オカジ
嶋田鉄太:マコト
若葉竜也:谷口
平田満:弁当屋店長
風吹ジュン:多恵(店長の妻)
リリー・フランキー:内海(元風俗店店長)
『ちひろさん』と『ちひろ』
『ちひろさん』は2018年に第一部が完結。現在第二部は不定期で継続中。『ちひろさん』はその10年くらい前に連載されていた『ちひろ』の続編です。
『ちひろさん』は、元風俗嬢だったちひろさんがお弁当屋さんで働きながら町のみんなと交流する様子が描かれていますが、『ちひろ』はまさしく風俗嬢だったころのちひろさんが描かれています。
どちらを先に読んでも全く問題ないので、ぜひセットで読んでみてね!
最新9巻まで『ちひろさん』のあらすじ
うみべの町のお弁当屋さん「のこのこ」でアルバイトを始めたちひろさん。元・風俗嬢。本名は古澤綾というが、綾と呼ぶ人なんてほとんどいない。
ちひろさんは風俗嬢だったことをこれっぽっちも隠さない。だから町のみんなも、ついついちひろさんにうっかり本音を見せてしまう。
友達とそれなりに楽しい高校生活を送っているオカジ(瀬尾久仁子)。だけどなんか満たされない。
自由すぎる大人、ちひろさんを見かけてからというもの気になって仕方がない。こっそり写真を撮っていたら、実はちひろさんにバレバレだった。
だけどちひろさんはオカジに何も聞かない。オカジは初めてちひろさんと会った夜、一人で泣いた。こんな大人になりたいと思った。
オカジは絵に描いたような自分の家族が嫌いだ。自分の理想を押し付けてくる父親も、言いなりの母親も嫌い。
ちひろさんに言われてそのことを認めたら気持ちが楽になった。友達に無理して合わせるのもやめた。
近隣で自転車がパンクさせられたり公園のベンチに虫の死骸が並べられていたりという気味の悪いいたずらが相次いでいた。
興味を持ったちひろさんが公園のベンチで雑誌を読んでいると、ムカデのおもちゃを持った小学生の男の子に脅かされた。
取っ組み合いを始めたところ、男の子は千枚通しを持っていてちひろさんにけがをさせてしまった。こいつが犯人か…。
けがをさせたことをちひろさんは責めなかったけれど、のこのこのお弁当を食べさせながら謝るときは相手の目を見て謝ることを教えた。
男の子の名前は佐竹マコト。手が付けられないやんちゃ坊主だったけれど、ちひろさんに懐き少しずつ穏やかになっていった。
工事現場で働く谷口くんは、その昔バットで親父をぶん殴って家出したっきりだそうだ。自分と同じ目をしているマコトと仲良くなった。その縁でちひろさんとも仲良くなり1度だけエッチしちゃったこともある。
マコトはちひろさんからもらった勾玉を宝物のように大事にしていた。
マコトと同じクラスの古河まゆちゃんだけがマコトが勾玉を大事にしていることに気が付いていた。
お店に嫌がらせをしてくる客を懲らしめたり、オカジとマコトを連れて見知らぬ町で1日過ごしたり、自殺をしようとしていた男と潮干狩りをしたり…ちひろさんは相変わらず忙しい。
6年来のつきあいのオカマのバジル姐さんと縁日に行ったら、金魚すくいの店でちひろさんがかつて勤めていた風俗店「ぷちブル」の店長・内海に偶然会った。なんと今は「内海観賞魚店」を営んでいるそうだ。
そしてバジル姐さんは内海店長に恋してしまったみたいだ。勝手に押しかけて内海観賞魚店で働いている。
ちひろさんは入院している弁当屋のこのこの店長の奥さん・多恵さんのお見舞いに通っていた。
ちひろさんが初めてタエちゃんと会ったのは2年前。のこのこのお弁当とタエちゃんに心掴まれて足繁く通うようになった。
タエちゃんは階段から落ちて目が見えなくなってしまい、ちひろさんは人手が足りなくなったのこのこにアルバイトに行くことに決めたのだった。
お弁当を買いに通っているときは名乗っていなかったので、タエちゃんには「ゆきえ」という名前だと教えていたけれど、退院して帰ってきたタエちゃんにアルバイトのちひろだと挨拶すると一発で見抜かれてしまった。
ちひろさんにとってタエちゃんはお母さんみたいで、2人は紅葉狩りに行ったり温泉に行ったりしてプチ旅行を楽しんでいる。
のこのこの永井さんがぎっくり腰になって仕事を休むことになり、代わりに息子の嫁の初音さんが手伝いに来てくれることになった。
梅干しの漬物は天下一品だけど、超口が悪い永井さん。なんとお嫁さんにはめちゃくちゃ優しいらしい。人には表と裏があるのが普通なんだ。
ちひろさんに教えてもらった廃墟の隠れ家で、オカジは同じ大潮南高校のべっちん(宇部さん)と出会った。べっちんは猫のマダムを通してちひろさんと知り合ったらしい。
弟の圭介からメールが来た。母親が死んだと。悲しくなるかと思ったけど、ちひろさんは何も感じなかった。
四十九日も過ぎてから1人で墓参りに行った。母親の墓前で一服してビール缶をひっかけた。もちろん涙は出なかった。
ためしに「綾」に戻ってみることにした。お母さんはタエちゃん、お父さんは内海店長。オカジとべっちんは娘。マコトは息子。なんだかしっくりきて素敵すぎる♪
「私たちはみんな、人間という箱に入った宇宙人。分かり合えないのが当然」って教えてくれたのは、風俗時代の常連客・花札おじさんの寺尾さんだっけ。
きっとタエちゃんとは同じ星だったんだろうなぁ。
タエちゃんと一緒に暮らそうって言われたけど、ちひろさんは断った。そしてこの海辺の町からもいなくなってしまった。
でもちひろさんと家族は今でもちゃんとつながっている。
『ちひろ』のあらすじ
ちひろさんがNo1風俗嬢としてブイブイ言わせていたころの日々を描いたものです。
ストーカーを退治した時に背中にナイフを刺されて、そのままクリスマスイブを過ごしたこともあった。
一度はぷちブルをやめて、ピンサロ「ポリフェノール」に勤めた。やっぱりここでもちひろは不動の安定上位。
クリスマスイブの夜には、ぷちブルの店長をデートに誘ってみたりした。ちょっとした遊び。
ピンサロは性に合わないなぁと思って、また仕事先を変えた。今度は性感ヘルス「MONDAY」。
拾い物の大きな振り子時計を直してくれた男と付き合ったこともあったっけ。結局DV男だった。
幼い頃、家出したときに出会ったすっごいケバイおばさん。なんだか隣にいると安心する。きっとこのおばさん自分と同じ景色を見てるんだと、ちひろは思った。
おばさんは「ちひろ」と名乗った。
それ以来「ちひろ」がちひろさんの本名になったんだ。
『ちひろさん』の感想
何か劇的な出来事があるわけではなく、ちひろさんが町のみんなとさりげない日常を楽しんでいる毎日が描かれています。
その中にサクッと、バジル姐さんとの出会いやBar Trenchのマスター・桜木さんからプロポーズされた思い出なんかが放り込まれてて、なんとも感慨深い。
だけどたまに一人になりたいちひろさんは避難場所のような隠れ家を持ってるんですよ。他人に詮索されるのは嫌い、他人に所有されるのはもっと嫌い。
ちひろさんの生き方がなんだかカッコよくて、一度読み始めたら絶対止まらなくなりますよ。力を抜くことを教えてくれるような、じんわり元気をくれる漫画です!
あらすじとして説明できないくらいのさりげない日常とキャラ濃いめの登場人物全部が愛おしい。これ絶対おすすめです!
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