映画『赤ずきん、旅の途中で死体に出会う。』原作小説のあらすじとネタバレ

「赤ずきん」「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠れる森の美女」「マッチ売りの少女」という誰もがよく知る童話がなぜか本格ミステリーに!

とある目的があって旅をしている赤ずきん。その赤ずきんの前に次々と難解な事件が起こります。

名探偵張りの鋭い観察力と洞察力で、次々に難事件を解決へと導いていく赤ずきん。

しかし、そんな赤ずきんにはとんでもない旅の目的がありました。

『赤ずきん、旅の途中で死体に出会う。』というかなり衝撃的で魅惑的なタイトルは決して期待を裏切りませんよ。

【主なキャスト(敬称略)】
橋本環奈:赤ずきん
新木優子:シンデレラ
岩田剛典:王子様

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『赤ずきん、旅の途中で死体に出会う。』読む前に

この物語は赤ずきんが殺人事件に遭遇するというミステリーなのですが、一緒に語られるのが世界中で愛されている童話です。

グリム童話やアンデルセン童話が有名ですが、世界各地で語り継がれている民話が元になっているので、ストーリーはいろんなパターンが存在しています。

ディズニーアニメになっている物語もありますが、だいたいどのような物語なのか知っておいた方が面白く読むことができますよ。

赤ずきん

赤ずきんをかぶった女の子がおばあさんのお見舞いに向かいます。その途中でオオカミに出会い、そそのかされて道草をすることに。

オオカミはおばあさんの家に先回りしておばあさんを食べてしまい、到着した赤ずきんも食べようと、おばあさんに変装してベッドで寝ていました。

到着した赤ずきんはまんまとオオカミに食べられてしまいます。

お腹いっぱいで眠っていたオオカミを漁師が見つけ、丸呑みされていたおばあさんと赤ずきんは無事に助け出されました。

シンデレラ

継母と二人の義理の姉にいじめられていたシンデレラ。お城の舞踏会が開かれるということで3人は着飾って出かけて行ったというのに、シンデレラは留守番です。

そこに魔法使いが現れシンデレラに魔法をかけました。美しいドレスで着飾ったシンデレラは舞踏会へと出かけました。ただし魔法は夜中の12時にとけてしまいます。

王子さまはシンデレラを見初めましたが、シンデレラは12時を告げる鐘が鳴り始めると大急ぎで帰っていきました。

シンデレラが残していったガラスの靴だけが頼りです。

王子は国中の女性に履かせてシンデレラを見つけ出し、2人は幸せに暮らしました。

ヘンゼルとグレーテル

兄妹のヘンゼルとグレーテルはあまりの貧しさから口減らしのために森の奥深くに捨てられました。

1度目はあらかじめ拾っておいた光る石を通った道に落していったので、それをたどって家まで帰ることができました。

2度目は石を拾う間がなかったので、持っていたパンくずを落としていきましたが、鳥に食べられてしまって帰り道がわからなくなってしまいました。

腹ペコのヘンゼルとグレーテルは森の中にお菓子でできた家を見つけてかぶりつきました。

お菓子の家は子どもをおびき寄せて食べるために魔女が作ったものでした。

ヘンゼルを太らせて食べるために、魔女はグレーテルをこき使って食事の用意をさせました。

目が悪い魔女はヘンゼルの太り具合をヘンゼルの指を触って確かめていましたが、ヘンゼルが差し出していたのは指ではなく食べ残しの骨でした。

グレーテルは窯の火加減の見方がわからないので教えてほしいと魔女に言い、魔女が窯をのぞき込んだ瞬間、魔女を窯に押し込めて鍵をかけました。

魔女は焼け死に、ヘンゼルとグレーテルは魔女が持っていた財宝を持って家に帰りました。

眠れる森の美女

ある国の国王に念願の娘が生まれました。国王は12人の魔法使いを招いてお祝いし、招かれた魔法使いは王女に富や美などの魔法を授けました。

11人目の魔法使いが魔法をかけたあと、招かれなかった13人目の魔法使いが突然現れ「王女は15歳になったとき紡ぎ車の針が刺さって死ぬ」という呪いをかけました。

12人目の魔法使いは呪いを弱めるために「100年間眠り続けたあと目を覚ます」魔法をかけました。

国王は国中の紡ぎ車を処分しましたが、王女はお城のてっぺんで老婆が糸を紡いでいるのを見かけ近寄ってしまい、100年の眠りにつくことになってしまいました。

国王も王妃もお城の人すべてが眠りにつき、やがてお城の周囲は茨に覆われて誰も入ることができなくなりました。

ある国の王子が茨の城で眠る王女の話を聞き城に入ろうとすると、ちょうど100年の年月が経っており、茨は自然に道を開けた。

王子が美しい王女を見つけてキスをすると、王女と眠っていたお城の人々は目を覚ましました。

マッチ売りの少女

貧しい少女が大晦日の夜マッチを売っていました。マッチが全部売れないと家には帰れません。しかし誰も少女に見向きもしませんでした。

途方に暮れた少女が、少しでも暖まろうと持っていたマッチを擦ると、炎の中にはおいしそうなごちそうと温かい部屋の風景が見えました。

もう一度マッチを擦ると、そこには少女を可愛がってくれた祖母の姿が。炎が消えてしまうと祖母の姿も消えてしまう…。少女は夢中でマッチを擦りました。

大好きな祖母の温かい腕に抱かれ、少女は天国へと昇っていきました。

翌朝、少女が亡くなっているのが発見されましたが、少女はマッチの燃えかすを抱いて幸せそうに微笑んでいました。

小説『赤ずきん、旅の途中で死体に出会う。』のあらすじ

ガラスの靴の共犯者

赤ずきんは森の中でバーバラという魔女と出会った。バーバラが魔法を失敗したせいで泥だらけになった靴を小川で洗っている時、赤ずきんは手を滑らせて靴を流してしまった。

最悪な気持ちで裸足で歩いていると小川で洗濯をしている裸足の女の子に出会った。見ると、その子の手には先ほど流してしまった赤ずきんの靴が。

その女の子の名前はシンデレラといった。継母と二人の姉はお城の舞踏会に出かけて行ったのだと言う。

バーバラはシンデレラに魔法をかけた。するとシンデレラはとても美しいドレスを着た美しい娘へと変身した。赤ずきんは自分も舞踏会に行きたいから自分にも魔法をかけてくれるように頼んだ。

バーバラの姪だというテクラという魔女も現れ、赤ずきんの靴をガラスの靴へと変えた。ガラスの靴の魔法は7日7晩続き、最初に履いた人の足以外はまらないのだと言う。

裸足のシンデレラはバーバラから借りた靴をガラスの靴に変えてもらって、かぼちゃの馬車に乗って舞踏会へと向かった。

突然馬車が大きく揺れて停まった。慌てて出て見ると、そこには一人の男の人が倒れていて、すでに死んでいるようだった。

シンデレラと赤ずきんは死体を森の中に運んで隠した。

舞踏会では夢のような時間を過ごした2人。しかし会場にいる多くの女性がガラスの靴を履いていることに気付いた。

舞踏会の途中「炭焼きハンスの死体が発見された」という情報が王様にもたらされた。

12時を告げる鐘が鳴り始め、シンデレラと赤ずきんは慌ててお城を後にした。

シンデレラの部屋に泊めてもらうことにした赤ずきんが、眠れずに外を歩いていると、森の中から誰かが駆け出してきた。

シンデレラの姉・マルゴーだった。ハンスを殺したのは自分かもしれないと言う。

追いかけてきた兵にマルゴーを引き渡したものの腑に落ちない赤ずきん。侍従長と共に謎を解くことになった。

翌日、王子様がガラスの靴を持ってシンデレラの前に現れた。足にぴったりとはまったシンデレラは王子の妻として迎えられたのではなく、逮捕されてしまった。

事件の真相は?
舞踏会に行けない腹いせに、シンデレラは継母のエメラルドのネックレスを盗み森に隠そうとし、ハンスに見られてしまった。

シンデレラはハンスを殺し、それをマルゴーのせいにするためにハンスの家へとおびき出した。

マルゴーがハンスの家の扉を開けた瞬間、シンデレラはマルゴーを後ろから殴って殺すはずが失敗してしまった。

マルゴーに顔を見られそうになったシンデレラはとっさに履いていたガラスの靴でマルゴーを殴った。

気絶していたマルゴーは目を覚まし、目の前にあるハンスを死体を見て、もしかしたら自分がやったのかもしれないと怖くなり、走ってくる馬車の前にハンスの死体を押し出したのだった。

マルゴーを殴ったときに欠けたガラスのヒールは、マルゴーの襟巻にひっかかっていた。

ガラスのかけらが見つからないシンデレラはガラスの靴を、昨日死んだ鳩のお墓にいっしょに埋めて証拠隠滅を図ったために、赤ずきんと出会ったときには裸足だったのだ。

魔女のテクラは何人もの女の子にガラスの靴の魔法をかけていたので、シンデレラに2回目の魔法をかけたことに気付かなかった。

王子様がシンデレラに履かせたガラスの靴は、鳩のお墓から掘り出したガラスの靴だった。

甘い密室の崩壊

兄妹は継母のソフィアを連れて森にやってきた。そこにはお菓子でできた家があった。

ソフィアがお菓子の家の中の食器棚の引き出しには金貨に夢中になっている間に、兄が食器棚を支えていた枝を引き抜くと、食器棚は見事にソフィアの体を押しつぶした。

歩き疲れお腹もペコペコの赤ずきんは、どこかに泊めてもらおうとある家のドアをたたいた。

そこにはヘンゼルという男の子とグレーテルという女の子がいた。なかなか帰って来ない母親を心配し、ゴフ父さんとヘンゼル、グレーテル、赤ずきんは森へと探しに行くことにした。

途中、森の管理者・ゲオルグと名乗るオオカミと出会い、一緒に母親を探すことになった。

目の前にお菓子の家が現れた。鍵がかかっているようだ。

ゲオルグが血の匂いがすると言い、窓を割ってグレーテルが中に入って鍵を開けることになった。

そこには食器棚の下敷きになり血まみれになった母親の死体があった。奥のかまどからは魔女の焼け焦げた死体も見つかった。

ゴフ父さんだけがゲオルグと残ることになり、ヘンゼルとグレーテルと赤ずきんは家に帰ることになった。

帰る途中でヘンゼルとグレーテルは継母のソフィアとはうまくいっていなかったことや、ソフィアの案で森に置き去りにされ2週間たって家にたどり着いたことなどを赤ずきんに話した。

ゴフが帰ってきたときに目を覚ました赤ずきんは、腑に落ちない点がいくつもあると言って再びゲオルグとお菓子の家に行くことにした。

お菓子の家は魔女が生きている間には次々と新しい材料に入れ替えることができたが、魔女が死んでしまった今、朽ち果てていくしかない。

赤ずきんとゲオルグがお菓子の家を調べていると、湿気で柔らかくなったウエハースの壁が折れ曲がり、家が倒れてしまった。

そのとき赤ずきんはあることに気付いた。

事件の真相は?
他の部分と違って屋根のビスケットだけが比較的新しく、それほど湿気を帯びていないことに気付いた赤ずきん。

魔女を殺す直前に、屋根を取り除き新しいビスケットを用意させていたのだということがわかった。

魔女とソフィアを殺して、内側から鍵をかけてから屋根のない部屋から脱出し、新しいビスケットで屋根を作ったのだと。

そしてそれを行ったのはヘンゼルとグレーテルだと。

眠れる森の秘密たち

森の中で大きな銀ピカの椅子に乗った老人と出会った赤ずきん。椅子の両側に付いた大きな車輪が木の根っこにひっかかっている。

赤ずきんは老人を助けてあげて、一晩泊めてもらうことにした。老人はキッセンという名で、この国の宰相を60年も務めているということだ。

食事をしながら赤ずきんはこの国のオーロラ姫の話を聞いた。魔女の魔法により100年の眠りについた姫の話を…。今年は姫が眠り始めてから40年目なのだという。

突然、召使のトロイの息子・メライが人殺しの罪で捕まったという知らせが届いた。メライは自分ではないと訴えたが逮捕されてしまった。

被害者のジーンが殺されたのは午前3時。そのころちょうど近くで火事があって井戸が使えなかったために、メライは廃墟にあるポンプを思い出し、そこで水を飲んだ。若いカップルが逢引きをしていたと主張したが、今のところそのような2人は見つかっていない。

火事に遭ったのは鍛冶屋のスムスの家だった。裏に住むスムスの弟で彫刻家のブルクシは初めは火事のことは知らないと言い張ったが、スムスが国宝である「王家の鎧」をお城から盗み出して家に置いていたことを白状した。

キッセンは今回だけは大目に見ると言い、「王家の鎧」を返すために城へ向かった。

鎧を返した後、オーロラ姫の様子を見に行くために東の塔のてっぺんの部屋に向かった赤ずきんたち。

しかし、そこにはオーロラ姫の姿がなかった…!

オーロラ姫はどこに?
大工のナップがキッセンの召使のグリジェに恋をし、美しいオーロラ姫のベッドで過ごすことを思いついた。

塔の外壁には足場となる溝があるのでナップにとってオーロラ姫の部屋に忍び込むのは簡単なことだった。

ナップはオーロラ姫の部屋にあった黄金の糸車の手回し車を、窓の外の鉄の棒に引っかけて滑車として利用することにした。

滑車の両側に椅子を括りつけると、下にいるグリジェを引き上げるために、もう片方の椅子にオーロラ姫を乗せて下に下ろした。

オーロラ姫の体は偶然にも「王家の鎧」を持ち帰るスムスが停めた荷車の上に落ちてしまった。

荷車は火事で焼けてしまったが、火の災難から逃れる魔法をかけられたオーロラ姫は無事だった。きれいにススを洗われブルクシの部屋のベッド代わりの棺桶の中に寝かされていた。

廃墟のポンプのそばにいたカップルは、オーロラ姫と姫を洗っているブルクシだった。

そして、メライを殺人犯に仕立て上げようとしたのは隣国からキッセンの養子として送り込まれたゲーネンだった。

赤ずきんはまた、トロイがオーロラ姫とキッセンの息子であり、トロイの息子であるメライは正当な王位継承者であることにも気づいてしまった。

少女よ、野望のマッチを灯せ

シュペンハーゲンの町にガルへンという男が経営するマッチ工場があった。

ガルへンのマッチは粗悪品だったが安価だったため、町の人々はみなガルへンのマッチを買い求め、ガルへンは贅沢な暮らしができるほど儲かっていた。

マッチ工場の隅にはガルへンの遠い親戚で身寄りのないエレンという9歳の女の子が寝泊まりしていた。

エレンはガルへンからマッチを売ってくるように言われたが、全く売れない。

すると天使が現れて、エレンに不思議な力を授けてくれた。エレンが触れたマッチを擦って願いごとをすると好きな夢を見られると言う。

金持ちになってやると心に誓ったエレンは、ガルへンの家を焼き払い、ガルへンの工場と遺産を全て相続した。

「マッチを擦りながら願いごとをすると、夢の時間が訪れる」という宣伝を大々的に行い、エレンのマッチは飛ぶように売れた。

13歳にして莫大な財産を築き上げたが、エレンはそんなことでは満足できなかった。

旅をする赤ずきんはシュペンハーゲンの町にやってきた。赤ずきんの本当の目的は…、エレンに復讐するため…。バスケットの中にあるのは毒入りのクッキーと火薬入りのワインボトル。

赤ずきんの大好きだったおばあさんは〈エレンのマッチ〉の中毒になり飲まず食わずでマッチを擦り続け、還らぬ人となってしまったのだった。

シュペンハーゲンの町でもマッチ廃人の家族たちによる抗議行動が行われるようになった。エレンは建築家のアルビンに命じて牢獄を作り、自分に逆らう者を次々にぶち込んでいった。

シュペンハーゲンの町に着いた赤ずきんは反エレン組織による集会があると聞き、その集会に参加した。ところが赤ずきんたちは一網打尽に捕らえられ、牢獄へと放り込まれてしまった。

赤ずきんと一緒に捕らえられた囚人たちが牢獄から突然姿を消し、時を同じくしてエレンのマッチの直営店が次々と襲撃されたという報告がエレンに伝えられた。

しかもほぼ同時に襲撃された直営店では赤いずきんを被った人物が目撃されていた。エレンは私設の兵隊を総動員したが赤ずきんを捕らえることはできなかった。

その夜、20人以上の赤ずきんとデンマーク国王の兵隊にエレンの工場は包囲された。

エレンはどうなった?
お菓子の家の事件を共に捜査したオオカミのゲオルグの忠実なしもべ・テントウムシのエイミーが、反エレン組織の集会にはエレンの放ったスパイがいると赤ずきんに知らせに来た。

さらにエイミーからの情報で大工のナップと再会した赤ずきんは、エレンの牢獄には重大な秘密があることを聞き、わざと捕まることにした。

エレンの牢獄はマッチの箱のように中の部屋だけがスライドする仕組みになっており、赤ずきんと仲間たちは窓のない空間にスライドしていたために牢獄はもぬけの殻となっているように見えていたのだった。

町中に現れた”赤いずきん”は魔女のバーバラの魔法によって現れたものだった。

デンマーク国王とは私設の兵隊を動かさないと約束していたのに、兵隊を総動員してしまったこと、周りの国々からエレンのマッチの中毒性について批判を受けていたことなどから、エレンは捕らえられることになった。

お母さんにお土産でも買って帰ろうと町を歩き始めた赤ずきんは、国王の兵隊から逃げ延びたエレンが細い路地の雪の上で何本もマッチを擦っている姿を見つけた。

『赤ずきん、旅の途中で死体に出会う。』の感想

童話とミステリーをコラボさせた物語なんて!発想も斬新ですが、内容もなかなか面白かったです。

赤ずきんを含め登場人物みんな、なかなか腹黒い…(笑)。全然子ども向けのおとぎ話なんかじゃありませんよ。

トリックはしっかり練られた秀逸なものでミステリーとしても申し分ない上に、最終章でこれまで出てきた登場人物が再登場して活躍するあたり、見事というかあっぱれでした。

Netflixで実写映画化されることも決まりました。『新解釈・三國志』『ブラックナイトパレード』の福田雄一監督だから面白くない訳がない。めっちゃ期待してます。

「シンデレラ」の物語が当たったら「ヘンゼルとグレーテル」や「眠れる森の美女」「マッチ売りの少女」なんかもシリーズで実写化してもらえるとうれしいなぁ。

日本昔話とのコラボもあるこのシリーズ、面白そうだから全部読んでみようと。

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